私の知り合いの娘さんは、この春の受験で有名大学を総なめに合格し、ある団体からの大学の授業料の奨学金も勝ち取り、見た目もめっちゃ可愛らしくて、彼氏もいる。
性格もとてもよく、努力家。
そんな才徳兼備なお子さん(と言ってももう18歳ですが)がいます。
彼女のようなスーパーガール(またはスーパーボーイ)はこの世の中に一定数存在しているのですが、「私もそうなりたいな〜」と思う反面、「それは特別な人で、私には無理」なんて思いがち、じゃないかな。
欲しいものをどんどん手に入れる人と、そうでない人の差はどこにあるのでしょうか?
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
欲しいものを手に入れるには、何かを我慢しなきゃいけない?
上記のような思い込みだったり、「1番欲しいものは手に入らないもの、だから妥協しないといけないんだよね」と、最初から「本当の幸せ」「本当に欲しいもの」を諦めてしまっているとしたら。
どうしてこのような思い込みが生まれるのでしょうか?
実はこれ、子供時代の親子関係から生まれてくる思い込みなのです。
私たちは生まれてから最初に関わる人は、お母さん、そしてお父さんです。
私たちは異性の親に最初の恋をすると言われています。
女の子はパパに。男の子はママに。
でも、女の子がパパと仲良くしていると、パパのパートナーであるママの機嫌が悪くなる。
あ、パパの愛を手に入れちゃうとママの機嫌が悪くなるんだ。
ママの機嫌を直す(幸せで平和な環境)を手に入れるには、パパからの愛を断念(我慢)しなきゃならないんだ。
と、欲しいものを手に入れるには、何かを我慢しなきゃならない、という思い込みが出来上がります。元々私たちが生まれてきた時には、パパ、ママ、私の三角関係がスタート地点。
誰かの愛を得るには、残るもう一人と競争しないといけない関係性と捉えてしまう心理パターンを「エディプスコンプレックス」と名付けられています。
これは父親とは知らずに父親を殺し、母親と結婚したエディプス王のギリシャ神話から名付けられました。
この「欲しいものを手に入れるには、何かを我慢しなきゃならない」の思い込みは、成長とともに人生の体験を通してどんどん強化されていきます。
本当はお菓子あれもこれも欲しいけれど、それを我慢すると褒められたり。
褒められる、という「ママの愛」を得るには、我慢することが必要なんだ、、。
そんな思い込みを持ってしまったり。
パパがとっても怖かった場合ですと、「私はパパから愛されない」つまり「男性から愛されない」という思い込みを作ることがあります。
でも深層心理では「パパの愛」を求めていますから、歳の離れた男性との不倫ばかりを繰り返し、「結局私は結婚相手にはなれない」という現実を繰り返したり。
男性そのものに苦手意識を持ってしまい、いつもお付き合いが始まっても「警戒心」をぬぐい切れず、関係性が縮まらず、破綻してしまうことを繰り返したり。
「自分の一番欲しいものは手に入らない」という思い込みを、体験を通じて強化していき、諦め癖がついてしまうとしたら。
とっても残念なことです。その思い込みという呪いのせいなのであって、その呪いを解けば、あなたの可能性は無限大に広がるのですから。
呪いを解くきっかけになる講座
冒頭のスーパーガールは実際に家族仲がとてもよく、パパからもママからも大事に育てられた生育歴があります。
なので元々「自分の一番欲しいものは手に入らない」「欲しいものを手に入れるには、何かを我慢しなきゃならない」という呪いを最小限に抑えることができたのでしょう。
でも、うちの親はそんなに素晴らしい親じゃなかったし。
お父さんは怖かったし、お母さんはヒステリックだった。
過干渉だった。
完璧な親を求めたくなりますが、世の中いろいろな親がいるのが現実。
「うちの親は酷かったから、私の人生は親のせいで最悪なんです。」って言いたくなるかもしれません。
じゃあ幸せになること、欲しいものを手に入れることは今世で諦めて、来世に託しますか?
心理学という、呪いを解くツールがあるのに?
方法を知れば、いいだけの話。そしてそれを実践していけばいいのです。
繰り返し、繰り返し。何度も何度も取り組む。
諦めなくていいのですよ。
毎月1回開催されている、みずがきカウンセラーの心理学サロン。今度の開催は4/4(日)ですが、この呪いを解くことに重点を置いたテーマです。
私もゲストカウンセラーとして、参加者の方々のサポートを致します。是非当日お会いしましょう。
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