自粛自粛でパートナーと衝突が増えてしまったあなたへ

最近のカウンセリングで、なんだか心がモヤモヤする、というお声を結構(いや、かなりです!)多くうかがいます。

なんだかやる気が出ない
イライラして、家族にあたってしまう
すっごく孤独感を感じて、訳もなく涙が出てくる

あなたはどうだろう?
この症状が出ても、あなたがおかしいのではありません。
むしろ、人として当たり前の反応なんじゃないかな、と思いますよ。

とても狭くて、カウンセター席が8席しかない「隠れや的な焼き鳥屋」さんとか。
それこそNHKホールで行われる大みそかの紅白歌合戦とか。
ワクワクしながら、夏休みの満席のリゾート地に行く飛行機とか。

2019-08-30_125426

人が多く集まる場所に、楽しさは宿っていました。
そんな楽しかった当たり前の日常が、「いつ戻ってくるの?」という異常な状態なのですから。

家で過ごす時間が増えると、一緒に過ごす家族、特にパートナーにイラっとしてしまうことが増え、ケンカばかりになってしまった方はいませんか?

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

● 我慢は怒りを生みやすい

外食や出かけること、ジムで汗を流したりお買い物をしたり、、。

今は制限があって、楽しいことを我慢することが多くなりがちな状況ですよね。

気分転換ができにくいので、どうしても「悲しみ」「寂しさ」「不安感」を抱えやすく、こういった負の感情を感じたくない時、人は「怒り」でその感情を覆ってしまいます。

そしてこの怒りを抱えたうえで「我慢をしている私は正しい!」と、自分の正しさから外れた人を攻撃したくなる心理があります。
自粛警察という言葉がSNSでも多く見られますよね。まさにこの心理に当てはまるのではないでしょうか。

またこの怒りは、心の距離が近い人にも向けられやすいのが特徴です。

今までは外食をしてきたり、残業をしてきたりと、パートナーと程よい距離感を保っていた人にとっては、テレワークなどでずっと家にいて、苦手に思っていた料理をしなければならなくなると、夫婦間で衝突も起こりやすくなります。

2019-06-19_142650

● 男女間では感じている世界が違います

同じ家に住んでいても、男と女でとらえている世界が違うというのはなかなか信じがたいですが、私も夫とずっと24時間一緒にいる生活を2か月してきて、とっても今では腑に落ちています。

例えば、ランチを食べた後、リビングのソファーでスマホを見ながらくつろいでいる夫に
「今日、19時からZOOM面談が入っているから、夕飯、先に食べていてね。下ごしらえをして、後焼くだけの状態にしておくから。」
「あ、わかった」と答える夫。

でも、しばらくすると
「さっき、なんて言ったの?」と言われることが結構あります。
「え?さっき『わかった』って言ってたけれど、きいてなかったの?」
「ごめん、もう一回言ってもらっても良い?」

というやり取りは夫だけでなく、長男とも時々あります。

男性って、くつろいでいる時、結構思考停止しているようなんですよ。
だから耳には私のセリフは聞こえているのですが、脳まで到達していない、といいますか。

これ、女性にはちょっと「理解できーん!」と思うかも、です。
私も最初、「OK~」とか「了解」とか言ってたじゃん!!あれは嘘か?って混乱しました。
(実は怒られるから、と思ったのか、反射的に反応していたみたいです。こーゆーのが、後で「言った、言ってない論争」に繋がっていたのかもしれません。)

また3食作る毎日ですが、食べた食器やフライパンを洗う担当は夫に任されています。
黙々とやる単純作業は、男性は得意なんだなーと思い知りました。
私が片付ける以上に、ピカピカにキッチンのガス周りを磨き上げてくれます。

(もっちろん、終わった後の感謝の伝え方は、「きゃーっ!さっすがー!ここまでできる男はあなただけだと思うよ~!」です、毎回)←ここは大事です!!

でも、毎日バラエティに富んだ献立を考える、や、冷蔵庫の中身からアレンジして昼夜のメニューを同時に考える、という作業はどうやら苦手なようです。
(でも仕事だと、同時に考えることもなぜかできるのですよね~。仕事はあくまでも「社会を意識しているから」が原因だと思います)

こういった違いを発見して面白いなーと感じる日々ですが、これらは全て「男女で脳の作りが違うから」なんだそうです。

右脳と左脳をつなぐ神経線維の束、脳梁の太さが女性の方が大きく、右脳左脳の情報伝達力に圧倒的な差があるのだそう。

夫や息子たちの仕事へ勉強への集中力は素晴らしいのですが、他のことと同時進行はなかなか難しいみたいです。

主婦は特に仕事が多岐にわたっているので、ブログ書きながらお昼のスープを温めなおし、冷蔵庫の中身を思い出しながら今日の夕飯を何にしようか考えていますからね。

脳梁の力ってすごいですよね。
2019-06-11_182021

● 男女で感じている世界が違うために、衝突は起こって当たり前

「私が疲れていて、今日の夕飯作るのしんどいなー」
と、ため息をつきながら夕飯の支度をしていても、夫はおそらく気が付きません。

なんとか頑張って作り終えた後、
「あー、今日はしんどかったから、本当は夕飯作りたくなかったなー」
何ぞいえば
「言ってくれたらやったのに。なんで言わないの?」
と、私の地雷を踏みそうなことを言ってきちゃったりします。

地雷とは、「言われなくても、私に関心があれば気が付くでしょ?」といったことです。

「ママ、なんだか疲れているみたい。何か手伝おうか?」と高校3年生の次男は神対応する家族の中で唯一の存在で、きっとめっちゃめっちゃ「察する力」が備わっているんだろうなーと思いますが、このような対応は、男性は一般的にはできにくいと言われています。(少なくとも夫と22歳長男はできません、、)

女性は察する力、ビンビンアンテナが立っていますけれどね^^

「あ~、男性にはなかなか難しいんだ~」とわかれば、「もう私のことなんかどうでもいいと思ってるんだわ!!」とイライラしなくても済むかもしれません。

● イライラをまずは解放する

今の自粛の状況は、イライラして当たり前と先ほどお伝えしました。

こんな時だからこそ、あなたのイライラを解放していくことがとっても大切。

感情は話すことで、手放しを進める事が出来ます。
またはイメージワークやセラピーで、心を癒していくこともまた大切なこと。

このような時期だからこそ、「非日常な時間」を持ってみることも良いと思いますよ。

カウンセリングやオンラインの心理学講座も、「非日常な時間」だと思います。
あなたもいっつも頑張っているのですから~。ちょっと自分にご褒美もしてあげてくださいね!

=========

あなたらしさに磨きをかける講座を開催しますよ!!6月6日(土)オンラインで心理学ワークショップを開催!!世界中からのご参加をお待ちしています☆

東京面談カウンセリングルームに来なくても、面談カウンセリングが受けられます!
詳しくは下記をクリックしてください。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

目次