夫は妻に何をしたら機嫌を直してくれるのかさえわからない

最近、男性からのご相談がぐーーんと増えてきました。
同時に面談のカップルカウンセリングも増えてきました。

ありがたいです。

男性にとっても冷静に話し合える場でもあり、同時にお互いに男性、女性心理を知る機会となるので「カウンセリングを受けたがらない男性にカウンセリングの意味を見出してくれている」と感じられて、私も全力で取り組んでいる今日この頃です。

いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。

目次

男性のパートナーの戸惑いの声

男性たちが、いったいパートナー間で何を問題だととらえているのか?

がわかると女性にとっても男性心理を理解しやすく、また男性にとっては、

「自分だけが問題と感じているわけではない」
とある意味安心できるかな?と思い、今回あえてお伝えさせていただきますね。

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よく伺うお話で、
「なぜ妻が不機嫌なのか、さっぱりわからない」
というものがあります。

帰宅するとなんだか妻がイラついている。
この時点で、男性は「怖い」と反射的に思うようです。

「何怒ってるの?何かあったの?」ときければまだいいのですが、なかなか怖くてきけないようで、

とにかく、退散する。(部屋に逃げる)
またはスマホの世界に逃避。
会話すると何か地雷を踏みそうなので、とりあえず黙って夕飯を食べてしまう。

という行動をとる方が多いようです。

正直そんな妻のイライラしている態度も僕だっていやだ!っと男性陣は思うようですが、

この「いやだ!」と感じることも我慢して極力感情を感じないようにすること」で乗り切ろうとします。

ところがっ!

この行動が余計女性をイライラさせることもまた多し!なのですねぇ。
私、という存在をなんだか丸無視しているような気がして。

私のことって、大切じゃないんだね!

と女性は思ってしまう傾向があることを男性はできたら理解してください。

この時点で、めんどくせーって思うことも男性ならあるだろうなぁ。そう思うことは男性あるあるです。

または妻をなんとか機嫌よくさせようと何か家事でも手伝おうとすればしたで、

「やり方が違う!」
「なんでそんなに時間がかかるのよ!」

とさらに怒らせてしまい、もうお手上げ〜と頭をかかえる男性は少なくありません。

妻たちの気持ち

私がお話を色々と奥様達から伺っていると、

「私が育児で大変なのに、まったく手伝いもしない!たまに一緒に子供とお風呂に入ってくれるくらいじゃ、手伝っているうちには入らないっ!」

と育児関係で不満をかなりためているかまたは、

「私も仕事をしているのに、わたしにばっかり家事の負担がかかっている!不公平だっ!」

というご意見はかなり多いです。

とはいえ、男性たちも

「こっちだって早く帰宅したいのは山々だけれど、仕事を遅くまでやらにゃ~ならんのじゃい!」
「俺だって家族のために働いているんだっ!下げたくもない頭を取引先に下げているんだっ!」

などといろいろと言い分もあるかと思うのです。

妻もわかってはいるのですよ、夫がお仕事忙しいこと、家族のために頑張ってくれていること。

頭でわかってるけど、心でわかっていないことがこの問題を作っています。

感情的に納得すれば妻は落ち着きます。落ちつき、家庭に安心感が広がります。

家庭の安心感、男性は欲しいですよね。だってそれを望んで結婚したはず。
安らぎを求めて結婚したのではありませんか?

なので、ただ声をかけてほしいのです。

「本当に育児って大変だよね。本当に今日もお疲れ様。ありがとうね」
「きみも本当によくやっていると思うよ!本当にすごいと思う」
っと。

特に家事、育児は「達成感」を感じにくいものです。
毎日毎日子供に朝ごはん食べさせて公園連れて行って、買い物して、合間に掃除洗濯、、慌てて夕飯作り、、。

その繰り返しを誰からも評価されることなかく延々しているわけで、、。

何をもって「合格!」なのか。
何をもって「よくやった!」なのか。
そんなわかりやすい目安もないので、本当に疲弊しちゃうんですよね、、。

どう声を妻にかけたら良いのかわからない

次いで多いのが
「どうほめたらいいのか、よくわからない。」
「どう感謝を伝えたらいいのか、よくわからない。」

というもの。

ありがとう、なんて恥ずかしくて言えない。
褒めるところが見つからない、


なんていうお話もちょいちょい伺います。

これ、男性の独特の心理なのかな~と感じます。
男性社会は競争社会。

1番になろうと頑張るのが、男性特有の心理。


営業成績でも、同僚の中での出世競争でも、当然1番になるって並大抵なことではなく、ほとんどの方が1番になることができないのが現状です。

なぜなら1番は一人しか勝ち取れないものですから。

そんな自分は「全然すごくない、たいしたことない」という意識が生まれやすく、よって相手に対しても1番じゃないところを褒めても仕方ない、、という気持ちになりやすい傾向があります。

女性が求めていること

男性は結果重視の考えですが、女性はそうではありません。

プロセスもとっても大事なんですよ。
その過程をみてくれること、承認してくれることがうれしく感じます。

出来上がった料理の味を褒めてくれることもうれしいですが、


「これ、準備大変だったでしょう?昨日の夜から仕込みしたんじゃない?」

などと、その味に到達するまでの過程を見てくれると、本当にうれしく思うのですよ。

そんな男性のご相談を伺っていると、「何かしてあげたいけれど、何をしたらいいのかさっぱりわからない」というお話が本当に多いので是非女性の方から、


「ありがとうって言ってもらえると嬉しんだよ~」
「食べ終わったらお皿を洗っておいてくれると、本当に助かるの。お願いしてもいい?」

とわかりやすくお願いするといいかな~と思います。

女性がすべきコミュニケーションの取り方とは?

ここで大事なのは「指示」ではなく、「お願い」であることなんですよ。

「感謝してよ!それくらい言えるのがふつーよっ!」
「ちょっと!お皿くらい洗ってよっ!」

と言いたくなっちゃいますが(大昔のブラックミエポンだった私は連発していました)

怒りの感情をのせて伝えると、まずまず9割は反発されちゃいます。
または男性特有の「我慢」で感情そのものを感じないようにしてだんまりを決め込んだりされちゃうことでしょう。

女性側の怒りたくなる気持ちも、わかりますよ。

そうですよねぇ、

「何黙ってるのよ!?こっちも大変なんだよ!あなたもやれ!」

って思っちゃいますよね。

結婚生活が長くなればなるほど、不満や期待、そしてあきらめの感情が交錯します。

うまく行っている夫婦は、必ずといって良いほど

コミュニケーションを上手にとってます。

自分の気持ちを上手に伝え、何をしてくれたら私が嬉しいのか、を伝えることができています。

男性はとにかく女性の感情に共感すればなんとかなります!

カウンセリングでもとにかく男性にお伝えしているのは、

「女性の感情に共感してあげてください。それだけで9割うまくいきます」

ということ。

特にマイナス感情(寂しい、悲しい、つらい、しんどい。不安など)に寄り添えると女性は安心します。

「それは悲しかったね」
『それは不安になっちゃうね」

そんな感じに感情に寄り添ってみてください。

そんなことに意味がないと感じやすいのが男性なのも私は重々承知しています。

そんなことに生産性があるのか?
そんなことをしても根本的な解決になってないのでは?

そんな思いを抱くことでしょう。

でも女性が求めているのは、

解決ではなく共感です。

騙されたと思って、まずは試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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