男性に甘えると、自分がバカで能力のない女になる気がしてしまう

タイトル通りの思いを持った女性の方、少なくないかもしれませんね。

それなりに仕事のキャリアもあるし。
卒業後も自分なりに資格試験にもバンバン挑んできたし、だからこそのキャリアアップもしてきた。

自分のことは、別に自分で身の回りのこともできるし。
正直、自己完結出来ているし。

なのに、
「え~?私、よくわからないのですが、教えて頂けますか?」
って知らないふりにして男性に教えを乞うて、
「よくわかりました、ありがとうございます~。さすが、●●さんですね~」

なんてかわいく言わなきゃ、パートナーシップはこの国では持てないのですか??

つまり、私に「バカなふり」をしろと?
出来るのに、「出来ないふり」をしろと??

そんな思いの方、いらっしゃるかもしれませんね。

こんにちは、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます。
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目次

男性性は競争、勝つことにこだわる

私達が生きている社会は、男性性のエネルギーで満ち溢れています。

会社のプレゼンでは、理論的に説明を求められ、具体的な数字をあげて、説得し、時に論破も必要ですよね?

コンペでは、競争相手と競争し、権利を勝ち取る。

期限までに与えられた仕事はこなさなきゃならないし。
そのために計画を立てなきゃいけない事もある。

このスキルはもちろん女性にも期待され、このスキルがないと社会、特に会社では生きていけません。

ここまでは皆さん、じゅーーぶんわかっているのですよね。

で、ここからが今日のブログでのキモの話。

パートナーシップでは、女性は女性性を意識したほうが100倍上手くいきます。

それは、私達女性は普段「競争している日常」を送っているので、どうしてもマインドは男性性に偏っているから、なのです。

だから自動的にパートナーである男性と競争しようとしています。

私はあなたの手を借りなくても、なんでもできるし。
何なら、実はあなたよりも劣ってなんかいないし。(むしろできることが多いんじゃないか?って思うことさえあるし)

こんな気持ちにが出てくるんじゃないかな、と思います。

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これはエレクトラコンプレックスという心理なのですが、無意識に「私は男性より劣っている」という意識があるから抱く心理なのです。

それは女性であるあなたが、成長過程で「女で損してる気がする」と感じる出来事があったからです。

弟は門限ないのに、私には門限があって自由がなかった、とか。
生徒会会長やりたかったけれど、会長は大抵男子で、女子は副会長しかさせてもらえなかったとか。

同期の出世に男女差があるきがする、とか。
お父さんは好き勝手やってて、お母さんが何でもやらされて苦労していた、とか。

いろーーんな思いが、あなたに「女は下に見られている」という概念を作った可能性はあります。

だから男性の力を私のために使わせると、私にその力がないからだ、、と自分で自分に嫌悪感を感じるのではないでしょうか?

その嫌悪感を感じないためには、常に「男性よりもできる自分」である必要が出てくるのですね。

女性性は競争ではなく、育む力

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あなたが子供時代、
「ママ、きいて!今日ね、学校で先生に褒められたの!」
とお母さんに話した時。

「ママだって今日、パート先のお客さんに褒められたんだから~!」
って言われたら、なんだかがっかりしませんか?

「まぁ、先生に褒められたの!?よかったじゃなーい☆」
という言葉を期待しているだろうから。

お母さんのお手伝いをしようと、お皿を洗ってあげた。

「そんなことしてくれなくってもよかったのに。あとで私、洗おうと思ってたのよ」
と言われたらがっかりしませんか?

それよりも
「まぁ、助かったわー。ありがとうねー」
って言われたら、100倍嬉しいですよね。

女性性のエネルギーは、お母さんから流れてくるのですが、このお母さんの子供に対する慈愛のエネルギーが女性性のエネルギーだととらえると、わかりやすいかと思います。

「パート先のお客さんに私だって褒められたのよー」
というアピールは競争心の表れです。

この時の会話で、競争心を見せられると子供のあなたはなんだか悲しい気持ちになりませんか?

ただ、「わぁ、先生に褒められたの?よかったね」って受け止めて欲しい。
「すごいね!」って褒めて欲しい。

お皿を洗ってあげたのは、「お母さん、あんたにお皿を洗うスキルはないんだよっ!」ってさげすむ気持ちから??

違いますよね、ただ、役に立ちたかった、喜んで欲しかった、ですよね?
そして、「ありがとうね」とやったことを認めて欲しいわけですよね?

この子供側の心理が「男性パートナーの心理」だとみると、理解しやすいかと思います。

女性がバカになるわけではなく、男性の力を認めてあげる、承認してあげることが、「甘え上手」ということなのです。

だからできない女をわざわざ演じる必要もなく、バカな振りをする必要もありません。
むしろ甘え上手な女性は、男性の力をコーチングで引き出す事が出来る、「聡明な女性」であることが多いです。

今回、わかりやすく「お母さん」を例に出して女性性を解説しましたが、私達の女性性のエネルギーは、実はあなたのお母さんをあなたがどうとらえているか?にものすごく左右されます。

特にあなたが幸せに感じるパートナーシップを手に入れたいと思うならば、絶対的に女性性の力は無視できません。


どの人も小さな頃、お母さんと生活をしてきた方は多いかと思いますが、私達はお母さんの無意識を勝手に心のアンテナでとらえてきた経緯があります。

そうして私たちの潜在意識には、お母さんから育てられてきた過程で生じた多くのお母さんからの影響が詰まっていますそれが私たちの行動パターンに多くの影響を与えてきています。

潜在意識と女性性。
この2つを味方につけると、あなたの生き方はもっともっと楽になっていきますよ。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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