例えばの話。
職場で、皆が残っているのに「時間が来ましたので先に帰ります」と言って帰ってしまう同僚がいる。
え?なんで?皆が残ってやってるのに?
あなたは帰るの?ずるくない?私だって帰りたいのに!
我慢して残っているんだよ?
例えばの話。
夫は、週末も平気で「付き合いだから」とゴルフに出かけちゃう。
平日は飲みにいっちゃう。
え?なんで?私だって仕事の後、女子会に参加したいのに、家事片付けなくちゃって
断ったりしているのに、、?
なんか私にだけ押し付けてずるくない?
XXXX
今日は家に業者さんが来て、引っ越しして1か月後の家の中の点検の日。
起きてきた長男に
「今日これから業者の方があなたの部屋にも入るから、床に散らかっているプリントやらカバンやらを片付けておいてね。」
「え?もう15分後に家出るし。」
「なんでこんなにぎりぎりまで寝てるのよ?だったら普段から部屋かたしておいてよ!もう!」
「片付けよりも試験でいい成績取るほうが、俺にとっては大事なの」(今、大学前期試験真っ最中)
「試験が終われば終わったで、バイトだ山だってまた全然家にいないじゃない!?」
「ママさぁ、人生今楽しまないで、いつ楽しむんだよ。今は色々と経験積むことが大切だと思うけれどな」
あー言えばこー言う長男。(`・ω・´)
彼は時間ができた時には、ひたすら眠る、眠る。
起きている時間は、試験勉強か、バイトか、山か、異業種交流のイベントか、デートか。
家のことはほとんど何もしないのです、、。
「寝る時間があるのなら、ちょっと家のことをしてよ!」(ノ`Д´)ノ
いつもこのことで家でバトルする私と長男。
XXXX
私は子供のころから、「女の子なんだから家のことをちゃんと手伝いなさい!」と言われて育ってきました。
私もどちらかと言ったら、片付けや掃除が苦手。
やりたくないけれど仕方なくやっていました。
「女のくせに、手伝いもしないのか!?」
「女のくせに、部屋がきたない!」
良く父に言われていたセリフ。
門限も厳しく、行動が制限されることも沢山ありました。
だからいつも親の顔色をうかがっていました。
自分のやりたいことよりも、親の顔色を優先。
だから、自由奔放にやっている長男にイラっとしてしまうのだと思います。
ママだって我慢していたんだから、あなたも我慢して片付けやりなさいよ!
ママだって家のこと、ちょっとは気にしていたんだから、あなたも気にしなさいよ!って。
本当は「自由にやりたかった」のですよね。
でも、私は自分を貫けなくて、親の顔色を気にしてしまった。
長男は自分のやりたいことを主張してくる。
私が本当は生きたかったやり方で、彼は生きているのかもしれません。
そんな意味では、彼の生き方はうらやましく、憧れます。
自分らしく、自分を尊重する生き方は、もしかしたら周りと軋轢が生まれるかもしれません。
周りの顔色をうかがう方が、ケンカは少なくなるかもしれない。
でも、どっちが楽しく生きられるのか。
どっちに幸せを感じるのか。
自分らしく、自分の好きなように生きるのか。
周りの顔色を気にしながら穏便に生きるのか。
それは人それぞれ。
どちらも選択によって選べるんですよね。
ただ他人軸で生きてきた人は、自分軸で生きている人を見ると、
うらやましくてイラっとするのかもしれません。
自分勝手だなーと感じるのは、こちら側の見方が正しくて、相手の見方が間違っている!という見方から生まれてきやすいのは事実。
どうしても自分が正しい!!と多くの人は信じたいから、この見方になりがちですが、
「自分ばっかり我慢している!」と被害者意識から抜けるには、「どっちが正しいか?」よりも
「あなたは何をしたいのか?」を見ていくことが、100倍幸せな生き方ができると思います。
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8/4(土)に東京カウンセラーズフェスタで講演しますよ。是非聞きに来てくださいね~。
15:40~16:10 講演 沼田みえ子 『自分を好きでいると見える世界』
今回の会場は今までの田町ではなく、上野ですから、お間違えなく!
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