自分が楽しむこと(ラクをすること)に罪悪感を感じるとき

こんな人っていませんか?

スケジュール帳が空いている時。
何かすることがあるんじゃないかって思いを巡らし、仕事をどんどん入れて行く人。

今日はちょっと疲れている。
夕飯作るの、面倒だな~。
お惣菜、買ってきちゃう?

いやいや、だめだめ。
全て手作りでなくちゃ。
ちゃんと、一から作らないと、何だかズルしている気分。

そんな罪悪感を感じちゃう主婦。

友達と旅行を計画。
旅行自体は楽しい。
でも費用を稼ぐためには、気の進まない「仕事」をしなくちゃ。

そう思うと、旅行自体、自分の身を削った成果のように感じ、
何だか旅行の後には、また地獄が待っているような感覚に襲われる。

だったら、旅行行かなきゃいいのか?
いや、行っても行かなくても、気の進まない「仕事」をやらなきゃならないわけで・・・。

でも、旅行に行くの、何だか気持ちが重ーい気分になるのは、なぜ??

1年間お仕事頑張ったし、何か自分にご褒美を買おうかな。
ちょっと高価な時計?
バック?

でも値段にゼロが一つ多いと、やっぱり自分にはもったいないって思って、
買うこと、躊躇しちゃうな・・・。

そして結局なにも買わずに、今年も終わって行く・・。

こんなことを毎年毎年やっている人。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

どうしてなんでしょ?

自分は楽しむことなんてしちゃいけないって思うのは。

そんな価値ないって思うのは。

楽しいことは、自分に犠牲があった上での、「ご褒美」と感じてしまうのは。

先に書いた事例、全部私が感じていたものです。

時間が出来れば、常に語学の勉強をしていたり。
家事は際限なくやることだらけで、だから常に家の中の仕事に追われていた。

ぼーっとしている時間は怠けている時間。
それはしちゃいけないこと。(に感じていました)

仕事でお金を稼いでも、それは自分の事には使わず、
子供の楽しみのために使ったり、(ゲームを買ってあげたり)。

ずっと自分は苦労するのが性にあっている。
自分さえ我慢すれば、皆がハッピー。

苦労が美徳。

そんな価値観が心の中にあることに気が付きました。

これは多分、自分の育った環境が大きいように思います。

我が家は裕福ではなかったので、
「○○を買って欲しい」
とは言いにくい雰囲気でした。

贅沢は敵。贅沢はしてはいけないこと。
そんな観念が私の子供時代の親にはあったのかも。

で、今の場所に引っ越して1年。
日本との時差もあり、日本にいるときよりも仕事時間が限られている現実。

時間は日本にいるときに比べ、余裕があります。

なので、こんなところで過ごす時間が増えました。

golf resortこんな場所が家の近所、いたるところにあるんです。

時々、こんなのにも遭遇します。

iguanaこんな所に住むことになると、今までの自分の価値観が変わってくるの、少しずつなのですが、わかるんですよ。

それは1年ぶりに日本に戻った時。

沼田さん、雰囲気が変わりましたよね。
すごく穏やかになったと思います。

そう会う人会う人に言われました。

今までずっと、眉間にしわを寄せていたのかもしれません。
早口でまくしたてるように話していたのかも。

休むこと、楽しむこと。
それってしてはいけないことのようにずっと思っていたけれど。

休むこと、楽しむこと、をしたおかげで、
自分の穏やかさを周りの人に伝えることができるようになりました。

そして何より、自分が幸せだと感じられる。

あー、自分をコキ使っていたんだな~
と、楽しむことを自分に許可してからわかりました。

頑張らない自分は価値がない。
だから楽しむ時間、休む時間を持つことは「価値のない自分を作ってしまう」
という思い込み。

自分が楽しんでも、休んでも、ラクをしても、世界は何も変わらなかった。
仕事の効率も下がらなかった。
(むしろ上がった

リフレッシュすると、仕事に集中出来るから。
家族に優しく接することができるから。

いいことしか無かった。

それを思い知らせるために、こんなイナカに住むことを神様は
プレゼントしてくれたのかも。(日本食は手に入りにくいのですが

今まで「正しい」と思っていた思い込みを手放すことは、
何だか怖い気もするし、
間違ったことをする気持ちに襲われるけれど


新しい世界に出逢えます。
それも多分、幸せな世界に。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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