頑張らなきゃ、だれにも迷惑かけないように。
お願いできない、迷惑かけちゃ、負担になるだろうから。
そう思いますよね、うん、確かに。
迷惑かけたら、
「ちゃんと自分のことは自分でせい!」って怒られるもの。
迷惑かけたら、
「あいつは使えない人間」
って思われるもの。
自分は無能って烙印押される。
え~、私の価値って何?
出来ない人?
無用な人?
生きてる意味ない人?
げ~~!!
ですよね。
私はそう思っていましたから。
出来ない人間=生きてる価値のない人間。
ずっと長い間、そう思っていましたから。
だって、良い点取ったら親は喜んだから。
成績良ければ、親は喜んだから。
出来が悪いと親は悲しむ。
生きてる意味なし!みたいな態度を取られたから。
会社でもそう。
営業成績、伸びなければ「早期退職」の勧告、次は自分か?って思うから。
だから周りに迷惑はご法度。
絶対あってはならない。
だからがむしゃらに生きる。
効率だけ考えて、無駄に生きないように。
エネルギーは最小限に抑える。
自分で出来ることは自分で・・が原則。
それでうまく行けば、何も問題ないのです。
そのままで突き進めばいいのです。
何も問題なのだから。
でも、もしも。
燃え尽きちゃったり。
結果が出なかったり。
自分の頑張りと、結果がかみ合わないのならば。
やり方を変える時なのかも。
でも怖いですよね。
だって頑張らなきゃ、今の地位さえ保てなかったと信じているのですから。
頑張ることが、何よりも大切なことだったのだから。
私が住んでる地域にアヒルがよく道路を横切っています。
いつも「ほにょ~~??」ってとぼけた顔をしているから、我が家では「ほにょほにょ」と
呼んでいます。
このほにょほにょ達、道路を平気で横切るんです。
テコテコテコって。
のーんびり。
車が来ていようが来ていまいが。
お構いなし。
あまりに自分勝手で、のーーんびり道路を横切るから、車でたまにはひかれてる??
って思うのですが、いまだにひかれているの、みたことありません。
車が辛抱強く、ほにょほにょが道路を横切るのを待っている車はいつも見かけますが。
でもね、青になってすぐに発進しない車には、すぐに「パ~~~!!」ってクラクションがならされるのです。
ほにょほにょがのーーんびり道路を横切るのには、朝のラッシュ時で、皆がピリピリしている時でも、
ちゃんと待つドライバーなのに。
なんでほにょほにょは怒られないのでしょうか?
それはドライバーが
「こいつにいってもしょうがないか。
あまりに癒されるから、ちょっと待ってやるか。
だってあまりにあどけないんだもの。」
だと思うのです。
そう、あまりに「ポイェ~」っとしてるから、みーんな許すんですよ。
仕方ないかって思えちゃうから。
それはつまり、全く競争相手じゃない。
愛すべき存在で仕方ないから。
そんな感じ。
でも、「人間はちがーーう!」って言いますよね。
うん、確かに。
使えない人間は、無用な人間でしょうから。
え?本当に無用??
誰が言ったのでしょうか?
私も「使えない人間」を宣言しました。
で、私が何を失ったか?というと、
何も失いませんでした。
仕事も依頼は順調。
夫もさらに協力的。
周りにはさらに恵まれる。
私に得たこと。
世界は優しさに満ちている。
いつも感謝ばかりの毎日です。
出来ない自分を助けてくれる人でいっぱい。
今までは自分で頑張らねばって思っていたから、
1人孤独で頑張っていたよ。
でも、本当は1人では限界があった。
自分1人では無理だ~!
って認めた時、多くの手が差し伸べられるよ、きっと。
そして思い知る。
感謝の気持ち。
ありがとうって涙が出る気持ち。
ほにょほにょも何食わぬ顔で、道路を横切るけれど、
あいつも「サンキュー」って言ってるのかも。
何食わぬ顔で。
無敵なやつです。
もしもここでも抵抗があるとしたら。
「なぜそこまで認められたい?」って自分にきいてみてください。
息苦しさを感じなければ、イケイケドンドン!なのです。
問題がなければ、そのまま行くのがベスト。
でも息苦しさを感じているのならば、ちょっと自分の気持ちに耳を傾けたら良いかもしれないです。
今がそのタイミングなのかもしれません。
よ??