出来ない人が許せない

仕事もやって、家事もやって、そして子育てして、勉強のフォローもして、
親戚付き合いも上手くやって、近所付き合いもそれなりにやって・・・。

女性って、時に秘書のようになったり(家族全員のスケジュール管理)、
もちろん会社員で本業の顔もあるし、
先生になったり(子供の勉強を家でしっかりフォローしたり)、
保母さんになったり(これは育児です)
、介護士になったり(両親や義理の両親の介護もありますよね)、
妻にもなったり・・・。

なんでも器用にやりこなせないと・・・って頑張っちゃうこと、とても多いと思います。

ほんと、女性って何だか雑用一手に引き受けることが多いよなぁと感じます。

頑張れているうちは良いのですが、
「相方は私よりも仕事量が少ない
「面倒なことは私に押し付けてない
「そもそも相方は、”仕事だけ”に集中出来てるじゃない

と、自分の方が割に合わないのでは?と思い始めると、
自分は百倍やりこなしているのに、奴は私よりも仕事量が少ないのでは?
何甘っちょろいことを言ってるの?

と怒りがふつふつとこみあげてくることが・・・
あるかも・・。

前回のブログお母さんの役割と女性としての生き方に、
「私は仕事も完璧にやっているのに、夫は出来ないことがある。
そんな夫にイラつく。笑顔でいたほうが良いのはわかっているのに。
こんなんじゃ、出来ることもある夫やこれから生まれてくる子供の
自己肯定をつぶしてしまうのではないか?」
というようなコメントをいただきました。

その気持ち、わかるな~と思ったのです。
私もその昔、そう思っていましたから。

駐在地のほとんどの言語を習得し、(ドイツ語や広東語や英語そしてほんの少しの
ロシア語です)
つわりで吐きながらも語学習得を目指していたのに、夫は
「みえぽーん、言語は頼んだよー」の一言で丸投げ。
タクシーを頼むのも、現地の親との交流も全て私に丸投げでした。

育児も気が向いた時には手伝うけれど、
週末はゴルフが当たり前。

5つの言語を駆使して日本人とのお付き合いも、現地の方とのお付き
合いも一生懸命頑張り、
育児も誰にも頼れず、1人で頑張り、
日本食がなかなか手に入らない中、豆腐を手作りし離乳食を作り、
義理の両親が来れば、完璧な接待を頑張り、
「これ以上の妻はどこにいる~!それに引き換え、あなた(夫)はどうなのよ
という勢いの私でした。

私はその時は見えていませんでした。

私は多くの方から愛情を与えられていたということに。
自分一人で生きていたかのように感じていたけれど、
本当は多くの方達に助けられていたのです。

仕事をさせてもらえるのは、子供達が楽しく学校に行ってくれているおかげ。
そして仕事に理解を示してくれる家族のおかげ。
夕飯の食器をかたずけることが出来ないうちに、夜のカウンセリングの
時間になることも時々あります。
そんな時は子供達がカウンセリング中、お片づけをしておいてくれたり。

そして、海外にいても支持してくださるクライアントさんたちのおかげです。

ドイツ滞在中、ドイツ語の勉強はしたけれど、ドイツ人と同じようには
話せませんでした。
当然、出来ないことも沢山あったことでしょう。
一発で話が理解できなかったり。
幼稚園からの何か指示があったとしても、長男に持たせることを
わすれてしまっていたこともあったかもしれませんが、
先生たちはあたたかくフォローしてくれていたでしょうし。

私は1人でなんでもこなしてきたように感じていましたが、
きっと実際は多くの人の手をかりてきたのではないか?
自分の知らない所で、気がつかない所で。

そう思うと自分ももしかしたら出来ない人だったでしょうし、
きっと自分だけの力ではなく、色々な人の力(エネルギー)を使わせてもらって
いるから、ここまでやってこれたんじゃないかと思えると、
イライラする気持ちもずいぶん少なくなりました。

「おかげさまで」と思うことが増えると、
「ありがたいな」と感謝の気持ちが出てきて、
笑顔になってしまうことが増えてきました。

もしも出来ない人が目について、イライラする気持ちがいっぱいになって
苦しさを感じてしまっていたら。

イライラする感情って、感じる本人も疲れちゃいますよね。
ちょっと「もしも私が助けられているとしたら何がある?」
と考えてみると、違う見方が出来るかもしれませんよ。

イライラする感情が少しでも減りますように。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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