パートナーが浮気をしたら(下)~もう一度やり直すために~【アメブロ「恋と仕事の心理学」より】

パートナーの浮気がわかった。
でもまだ大好き。
浮気がわかってあらためて自分の気持ちに気がついた。
別れるなんて無理。
もう一度やり直したい。

一体どうしたらいいのでしょうか
今回は私自身の体験もまじえたお話しとなっております。

隔週木曜日にアメブロにて執筆しております、「もっとラブラブに」。
本日UPされた記事をこちらでもご紹介いたします。

恋と仕事の心理学  

                                                                                   

前回の記事
パートナーが浮気をしたら(下)~この苦しい気持ちをどうしよう?~
の記事
の続き、今回は「もう一度パートナーとやり直すために出来ることは何か
についてのお話です。

前回のお話をふまえた内容なので、前回のブログを読まれていない方は
是非そちらからまず読んでみてくださいね。

人はなぜ浮気をするのでしょうか
そこを考えるのには、まず「なぜ人はパートナーを求めるのか」を考える
事が必要です。

私たちの心の中には沢山の「想い」が存在します。

寂しい。誰かに支えてほしい。
寂しい。誰かに必要とされたい。
お願い。誰か私の気持ちをわかって。
お願い。私の全部を受け止めて。

この気持ちは赤ちゃんの頃から感じていた欲求で、
そんな意味では人は大人になってもなお、赤ちゃんの頃から持っている
この欲求を持ち続けている、
つまり人間本来の欲求なのだといえます。

付き合い始めの頃は、この欲求が満たされると思った相手と付き合う
わけですが、何らかの事情があってこの欲求が満たされないと感じます。

例えば、
彼は仕事が優先で、私の気持ちがないがしろにされている。
寂しい。誰か私を支えて。

夫は全然私を女性として扱ってくれない。
寂しい。もう一度女性として誰かに必要とされたい。

妻は子供ばかりを優先し、僕は必要とされていない気がする。
寂しい。誰かにこの気持ちをわかってほしい。

妻は僕からのセックスの誘いを猛烈に拒否する。
寂しい。そしてショック。誰かに僕を受け入れてほしい。

このように「寂しい気持ち」を埋めるために浮気をしてしまうことは多々ある
ようです。

ちょっとわき道にそれますが、二股、三股をかける人っていますよね
特定のパートナーがいるにも関わらず、他の人にもちょっかいをだすような
タイプ。
つまり、「一人じゃ満足できないタイプ」と言われるような方。

このような方の成育歴を見ていくと
「両親が小さい頃離婚している」
「自分は親に見捨てられた感覚を感じている」
という場合が少なくありません。

子供にとって、親は自分を守ってくれる、養育してくれる
「安心のシンボル」です。
その親に「大人の事情」があって自分の元から去ってしまった時、
残された子供には大人の事情など理解はまだできませんから
「見捨てられた感覚」が心の傷として残ります。

ですのでパートナーが一人だけだとどうしても不安になり
「見捨てられた時の保険」として複数のパートナーを作らないと
いてもたってもいられなくなります。

この場合も心の中に「寂しさ」があると言えます。

前回のブログで
「あなたの今の感情をあなたが認めてあげましょう」というお話をしました。

それはあなた自身が自分の事を大切に扱う重要性を説明したわけですが、
パートナーに浮気をされて、ショックのどん底にある場合、
この浮気をしたパートナーの「寂しさ」に目を向けることはなかなか難しい
ものです。

だってだって、人の寂しさよりも、まず私のこのショックを何とかしてよ
と思うからです。
そうではないですか(私はそうでした)

そしてこの「私のこのショックを何とかしてよ」という感情をパートナーに攻撃
としてぶつけてしまうと、パートナーはさらに、
「この人はこちらの寂しさは理解してくれない」ととらえ、
関係性はどんどん悪いものに進んで行ってしまいます。

ですので、今この時点でパートナーにあなたの感情をぶつけることは
お勧めしません。
あなたの親友でもいいのです。
もしも誰にも言えない、と思いましたら是非私たちにあなたの感情を
ぶつけてきてください。
大丈夫、私たちはちゃんと受け止める自信はありますから。

一つ質問です。
あなたのお住まいの屋根はどんな形でどんな色でしょうか
ちゃんとご自分の屋根をイメージできますでしょうか

人はほとんどの場合、家の屋根には注意を払いません。
でもある日雨漏りがあった時、初めて家の屋根に問題があるのかな?と注意を向
けます。
きっとそれまでは屋根の存在のありがたみも感じることはないでしょう。
家に屋根はあって当たり前ですから。

パートナーシップも同じではないでしょうか。
「浮気発覚」という事態が起こるまでは、
相手がどんな寂しさを抱えているか、
相手の存在がどれだけ大きいものか、

などとは考えが及ばないものです。

「浮気発覚」というものすごいショッキングな出来事のせいで(とてもじゃない
けれど、出来ごとのお陰で・・・なんて思えませんよね)パートナーシップにつ
いて考える機会を得てしまった・・・。

もしも、
「まだまだパートナーが好き。やり直したいよ。」
と思っていらっしゃったら・・。

この神様が送ってきたチャンスを生かしてもらいたいのです。
パートナーの寂しかった感情に気がついて欲しいのです。
そして修復を願うあなたから、パートナーの寂しかった感情を理解して、
受け入れてあげることが、とても大切。

もう一度お伝えしますが、この段階が出来るのは、前回のブログでお伝えした、
「あなた自身の感情をまず第一優先で労わってあげる。」
つまり、心の傷を癒すことに手をつけてから、、です。

そうでなければ、あなたは「我慢を強いられた気持ち」を感じてしまい、
あなたの怒りや悲しみの感情を相手にぶつけてしまって、パートナーとの関係を
壊すことになりかねませんから。

ここで私の事例をお話させてくださいね。
(何かのヒントになれば、嬉しく思います)

私はパソコンのメールのやりとりで夫が女性と会っていたことを知りました。
その当時は何の心理学の知識もなく、やってはいけないこと、つまり
自分の中にある怒りを思いっきり夫にぶつけまくりました。
何度も何度も。

最初は「悪かった」と謝ってくれていた夫も次第に怒りだし、
「過去にはもう戻れないんだ僕にどうしろと
もう責めるのはいい加減にしてくれ
と夫婦関係は最悪なものに。

この時、私は体重が10KG落ち、世界は灰色に見えました。

そしてね、ふと思ったんです。
ダイエット頑張ってもここまで痩せることはできなかった。
せっかくここまで痩せたんだ。
もう一度女性として輝きたい

私は夫がこんなにも好きだと思い知った。
でも、だからこそ苦しくて苦しくて仕方がない。
これからずっとこの苦しさの中で生きていくのは、絶対に嫌だ。
そして夫を責め続けるのも、もう嫌だ。
もう苦しすぎるから夫とは別れたほうがいいかな。
(この頃は心理学の知識も何もなく、別れることが手っ取り早く感じました)
その為には、食べていくために仕事がないと。
こうなったら英語の資格取得を目指してみよう。

そして自分の新しい人生のために、
女性のための美容の本を読みあさり、
一念発起して英語の資格の勉強を黙々とし、
目指していた資格試験に無事合格することが出来ました。
もう女の執念で合格した感じです。
(後にこの資格試験のお陰で、英語関係の仕事につくこと
が出来ました

ちょうど長男の中学受験が終わる頃、私は夫に告げました。

私はあなたが好きな分、一緒にいることも辛いし、
過去に見てしまったメールがフラッシュバックする。
本当にあなたが大好きだから、だからこそあなたを責めちゃう自分
にもうんざり。
もう辛い自分に限界が来てしまった。
私はあなたも、そして自分も大切にしたいから別れてほしい。

夫は言いました。
僕はそこまでミエポンが(離婚の)覚悟を決めるほど、傷ついていることに
本当に気がつかなかった。
そして君の本心を飾らず語ってくれて、本当に感動した。
僕には君の大切さが今になって身にしみてよくわかった。
もう一度僕にチャンスを与えてほしい。
僕のこれからの行動を見てほしい。
ミエポンをずっと大切にするから。約束する。

この話し合いから、私たち夫婦はもう一度一緒に歩き始めました。
私はこの直後から心理学を学び始め、
その心理学を自分の家族に生かしていくことになります。
そして今では、出会ってから一番「ラブラブな状態」となりました。

けれどもメールを見てしまった日から、夫と穏やかな日々になるまで
1年ほどかかりました。
「浮気」にかかわる問題は年単位でかかることも多いです。
ですので「幸せになるためのコミットメント」(決意)は大切。

そして私は心理学を勉強してから知りました。
私がしたことは心理学上、理にかなっていたことのようでした。

「執着を手放すこと」夫と別れを考え、資格の勉強に取り組んだこと。
「自分を大切にすること」自分が幸せを感じるのはどんな状態か、じっくり向き
合った。
「自分の本当の気持ちを素直に伝えたこと」罪悪感も自己嫌悪も怒りの感情も
とっぱらって、ただ本心をそのまま語ったこと。

私のやり方がそのまま上手くいくパターンばかりではありません。
人によって状態は千差万別です。

けれどもどのパターンにも
「寂しさをわかってほしかった。
私を(僕を)受け入れて欲しかった。」
の想いがあります。

そこを汲むことが出来ると、やり直す道に進みやすいと思います。

そして今回はお伝えすることが出来ませんでしたが、やり直すことを決断した時、
「パートナーを許す」ということも同時に行っていくことになります。
またパートナーへの「疑い」を「信頼」に変えていくことも必要になってきます。

このお話は、別の機会を作ってお伝えしていきますね。

皆さまのパートナーシップの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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