「そのままの自分にOKを出すこと」がなぜ大切なのか?【アメブロ「恋と仕事の心理学」より】

私が夫婦仲であれこれと悩んでいた時、色々な本を読みあさっていました。
それらの本やら心理学のサイトで
「そのままの自分を好きになりましょう。」
「そのままの自分にOKをだしてみましょう。」
と書かれているのを何度も目にしました。

けれどもそうすることが、一体良いパートナーシップにどう結びつくのか、
その当時の私にはさっぱり訳がわかりませんでした。

今でも100%いつでも自分にOKが出せるわけではないけれど、
以前よりはずっとずっと自分のことが好きになり、このままでOKなんだ!
と思えるようになりました。

そうすると感じる世界、見える世界が変わってきて、
パートナーシップは格段に良くなりました。

隔週木曜日にアメブロにて執筆しております「もっとラブラブに」。
本日の記事、こちらでもご紹介させてくださいね。恋と仕事の心理学

               

心理学のサイトや、恋愛関係の本などに
「ありのままの自分を好きになりましょう。」
「今のそのままの自分にOKを出しましょう。」


「そうすることが、良いパートナーシップに結びつく」

と書いてあるの、皆さんも見たことあるかもしれません。

私がその昔、夫婦関係に悩んでいたころ。
色々なパートナーシップの本から自己啓発の本、引き寄せの法則のような
潜在意識にかかわる分野の本などを読みあさっている時期がありました。

どうしたら愛される女性になれるのか。
どうしたら自分に自信が持てるようになるのか。
どうしたら幸せな自分になれるのか。
誰か頼む!教えてくれ~
誰か私に魔法をかけてくれ~

そんな気分でした。

その時に多くの本で書かれていた、
「ありのままの自分を好きになりましょう。」
「そのままの自分にOKを出しましょう。」
の文章。
表現はそれぞれの本で違いはあれど、言っている内容はそのような感じ。
けれども、悩んでいたあの頃は「そのことに何の意味があるのかわからない」
「なぜ自分を好きになるとパートナーシップが好転するのかわからない」と思って
いました。

               


パートナーシップに限らず全ての人間関係において、私たちの感情は私たちの
周りの人の行動によって影響を受け、色々な感情を感じます。
例えば、会社で上司に「おはようございます」と挨拶をしても返事をしてくれなかった
とき。
心は何かしらの感情を感じますよね。
当然その逆も然りで、私たちの行動が相手の感情になにがしかの影響を与えています。

パートナーシップはとても心の距離が近い関係になりますので、
お互いの行動が与える影響は想像以上に大きいものです。

多くの人は
「自分の事を一番大切に扱ってほしい。」
「自分の事を全面的に受け入れてほしい。わかってほしい。」
と思っています。

それは子供の行動を見るととてもよくわかります。
子供は生きている年数が少ない分、心に受けた傷も大人に比べてまだ少なく、
人間本来の純粋な感情をストレートに表現します。

例えば下に弟や妹が生まれると「赤ちゃん返り」をする子が多いもの。
ママの目が自分を一番に扱っていたものから、弟や妹に移っていくのを感じとっての
行動なのですが、皆、「一番大事に扱ってほしい」のですよね。

パートナーシップでこの気持ちが満たされているとき、
大抵上手くいっていることが多いもの。
とても安定した関係を保てることが多いです。

               

もしも自分の事が好きでないと思っていたとしたら。
自分が他の人と比べて「全然ダメダメだ~」と思っていたとしたら。

こんな自分の事、愛してくれる人なんかいるはずない。
         
でも愛してほしい、大切にしてほしい。
         
パートナーが私を愛しているのか、確認したくなる。
「私の事、好き?本当に愛してる?」と何度も訊きたくなる。
どんどん重たい女になっていく・・・。

彼からのメールが全然来ない。こちらからメールしても返事が着たり来なかったり。
        
でも、私の頑張りが足りないからなのかも。
この彼を逃したら、もう絶対私なんか愛してくれる人なんか現れるはずなんかない
もの。一人になるなんて絶対いや。
        
私が我慢すればいいんだ。
自分にはどうせ上手くいく恋愛なんかできないんだから。
        
幸せに感じない恋愛に執着してしまう。
        
我慢をしているので、彼に対して「怒り」を感じる。
なので、トリガー(キッカケ)があれば
「何でメールくれないのよ!!」と感情が大爆発してしまう。
        
「攻撃」されたと感じるパートナーは
「自分は一番大切に扱われていない」
「僕の事を理解してくれていない」と感じてしまう。
(実はメールの返信をしないのには、彼なりの理由
が本人としてはあることが多いです。こちらとしては言い訳に聞こえてしまうこと
もありますが)

例をあげるときりがないのですが、ありのままの自分にOKを感じていないと、
周りの人の行動が、あたかも自分への批判や攻撃ととらえてしまい、
批判や攻撃は私たちの心に「怒り」を生み出し、パートナーにぶつけてしまい、
関係を破綻に追い込みます。

               

赤ちゃんや幼児が
「私って最低。ダメダメだらけの人間だよ!」
と思っていることはほとんどありません。(あったら何だか怖いです・・

でも私たちは成長する過程で心に傷を受けて、自分にダメだしをするようになって
いきます。

この傷の中で、一番影響力が大きいのが
「親にどのように育てられたか」のよるもの。

親がそのままの私ではダメだと言っていた。
出来のいい兄弟と常に比べられていた。
というものから、
出来が悪いといつも体罰を受けていた。
馬鹿だ、クズだと毎日のように罵られていた。
という本当に深刻な傷までと様々なケースがあります。

ですのでもしも
「ありのままの自分では誰も好きになってくれない」
「ありのままの自分ではOKとは言えない」
と思っていらっしゃるとしたら、それは真実なのではなく、

生きてきた過程でそう思いこんでしまった

ということが真実だということ。

               

そうは言っても、心に沢山傷を受けて来た私たちはどこかで疑ってしまうんですよね。
「本当にありのままの自分を好きになれば道が開けるの
「本当にこんな自分で大丈夫なの」って。
「今までも上手くいかなかったんだから、これからも上手くいかないんじゃないか
って。

人によっては
「自分を好きなるなんて、絶対無理。」
「今更どうしたらそう思えるのか、本当にわからない。」
と思う方もいるかもしれません。

「今のままの自分でOKなんだ」
と自分を自己肯定できると見える世界、感じる世界。
周りにおこる出来事の「見方」が変わってくるんです。
「見方」が変わると、私たちの行動が変わってきます。
「攻撃」や「犠牲的な我慢」ではなく、「感謝」や「愛」がベースになった
行動に変わってきます。
なのでパートナーシップが良いものに必然的に変わっていきます。

今この瞬間から是非挑戦して頂きたいと思います。
「ありのままの自分を好きになること。」
「そのままの自分にOKを出すこと。」に。

今日もブログを読んで頂きありがとうございます。
皆さまにとって良い一日でありますように

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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