ついつい私たち女性は「私の大変さをわかってよ!」「私に関心を持っているなら、これくらい察しがつくでしょう?」なんて思っちゃこと、ありませんか?
そして見事期待を裏切られた気持ちに女性がなって、男性パートナーに怒りを感じて、時に大喧嘩!!になることもしばしば、、。
あなたにそんな経験はありませんか?
こんにちは!いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
察して欲しい女性と、言わなきゃわからん男性
オリンピック期間中、夫はずっとホテル暮らしをしていました。オリンピック関連の仕事に携わっていたからなのですが、次のパラリンピックまでは、また今まで通りの在宅でのテレワークとなりました。
次男が日本を出国してからは、家で気ままな一人ランチだったので、とっても手抜きができてました。やっぱりお昼をしっかり作るのと作らないのでは、主婦の負担ってかなり違いますよね、、。
昨日、夫はリビングで仕事をし、バイトが休みだった長男もやはりリビングで資格の勉強をしていました。
お昼はパスタとチキングリルだったのですが、パスタが茹で上がるからとがちゃがちゃとお皿をキッチンの上に並べていました。
そう、がちゃがちゃ音を立てていたのは「そろそろテーブルにお皿を並べるタイミングだよー」を理解して欲しかったから、、なんですねー(滝汗)
キッチンとダイニングテーブルは対面構造なので、彼らから私の行動は丸見え状態。
でも、チラッとリビングのダイニングテーブルを見ると、2人ともかちゃかちゃパソコンのキーボードをたたいています。つまり意識は私に向いていないのですね(;^_^A
キッチンでお皿出す音が聞こえたら、もうすぐゴハンかな~っと察して、なぜダイニングテーブルの上をかたずけ始めんのじゃ!?とちょっとイラっとする私。
今まででしたら、ここでイライラをドンドン溜めて、
どっかーん!!
と爆発することもあったのですが、今では
「おーい!2分後にお昼出来上がるからパソコンとりあえずかたずけて、運ぶの手伝ってくれぃ!」
とお願いが出来る様になりました。
心理学を学ぶことは、脳科学を学ぶことにかぶることがあります。
まぁ、思考も感情も脳がかかわっていることですからね。
一昔前までは、保育士さん、看護師さん、フライトアテンダントはほとんどが女性でした。
どれにも共通しているのは「察する力」を求められます。
私は昔、国際線CAをしていた時、客室後方から見て、椅子の上にちょっとだけ見えるお客様の後頭部の動きで、お客様の要求を察しなさいと先輩から言われていました。
お客様がきょろきょろしていたら、何かリクエストがあることが多いからすぐ駆け付けなさい。
お客様の頭が斜めになっていたら、お休み中である場合があるので、ブランケットをお持ちしなさい。
お食事のサービスの時、頭が動かなくなったら食べ終わっている可能性があるから、食器トレーを下げるためにお客様のところに行くこと。
などなど、、。(懐かしいなー)
察する力は、子供を育てる臓器を持つ性である女性には欠かせない能力です。
じゃないと、赤ちゃんの気持ちを理解できないから、です。
多くのカウンセリングの経験からわかるのですが、男性はこの「察する力」はなかなか女性の域までは達することができません。
でもそれは、男性には男性の得意分野があるということだけ。
男性は女性パートナーを喜ばす方法がわかれば、充実に遂行する
「今日はオニオンスープ作るから、玉ねぎスライス、4個分頼む!」とお願いしたら、きっちり4個分半月に薄切りしてくれたり。
「帰りに牛乳買ってきて。牛乳は色々な種類があるから、赤い箱のやつね」と言えば、青ではなく、ちゃんと赤い箱の牛乳を買ってきます。
でも、
「普通なら特売の赤い箱を買ってくるだろう。私はいつもそうしてる。いつも冷蔵庫に入っている牛乳くらい、ちゃんと覚えているものだから。」
ときちんと指示を出さないと、
「あ、やっぱり牛乳は北海道産だよなー。おいしいし!!♬」
と普段買わないような、たっかい牛乳を買ってこられて、バトルが繰り広げられる可能性があるんですよねー。(笑)
もしもあなたが「指示しなきゃできないの?」と怒りが湧くとしたら、、
もしもあなたが男性パートナーに、「フツーわかるものでしょっ!?なんでわからないの?それくらい察しろ!!」と怒りがわいてくるとしたら、、。
あなたはもしかしたら、子供時代、お母さんの顔色をうかがってきたのかもしれませんね。
お母さんの機嫌を先読みして行動することが、怒られないで過ごせる唯一の方法だったから。
だから深層心理では「私だってこんだけ頑張って子供時代を生き延びてきたんだぞ!!できないなんて許さない!!」という怒り、そしてその下には悲しみがあることが少なくありません。
もしもそうであったとしたならば。
小さなあなたに寄り添ってあげましょう。
「そうだよね、あなたは本当に頑張っていたよね。エライよ、すごいよ。もうその頑張りはいらないんだよ。」って。
カウンセリングでこういったパートナーシップの行き違いを扱う時、行きつくのはこの子供のあなたの心の深い部分での傷であることがあります。
ここを癒すことが大事なのですね。
あなたはきっときっと心優しい頑張り屋さんなはず。
頑張ること自体は決して悪いことではありません。でも、自己犠牲をすることはあまり良くないことなのです。
悲しみや怒りに繋がりやすいから。
あなたがやりたくて誰かのために頑張ろうとしているのか、あなたのことを認められたくて頑張っているのか、(前者は愛からの行動、後者は恐れからの行動)をチェックすることで、自己犠牲が伴っているかどうか、わかると思いますよ。
今日も明日もあなたが守られていますように。