先日の心理学講座「他人軸から自分軸にシフトし、自己肯定感を上げる!」にご参加の皆様、どうもありがとうございました。
そこで頂きましたご質問にお答えしていきます。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
沼田さんの元気なお姿が見られて、本当に嬉しいです!勉強になる講座をありがとうございます。
質問です。他者肯定、他者否定が7、それぞれ7点。自己否定と自己肯定がそれぞれ5点で、4つの四角が全て同じ大きさでした。これはどのように考えたら良いのでしょうか。
私たちの心の癖を知る
今回ご質問を寄せていただいた方を「ラムネさん」にしようと思います。ただいま、森永の「大粒ラムネ」を食べながらブログを書いております。
ブドウ糖80%配合だそうで、脳を使うこういったブログ書きにはもってこいの必須アイテムです^^
さてさて。講座に参加されていない読者の方は、この質問で意味がよくわからないと思うので、一体なんのお話か、まずはそこから解説しますね。
今回の講座内で、「あなたの心の癖」を知ってもらうために20の質問に答えてもらい、自己肯定、他者肯定、自己否定、他者否定の度合いを見える化してもらいました。
そしてあなたの自己肯定度合い、他者肯定度合い、自己否定度合い、他者否定度合いをそれぞれ10点満点中、何点か?を計算してもらい、それを座標上で表して頂きました。
他者肯定、他者否定が7、それぞれ7点。自己否定と自己肯定がそれぞれ5点で、4つの四角が全て同じ大きさでした。
と言うことでしたので、ラムネさんの座標は以下の通りになったようです。
これらはそれぞれの色が以下の通りに対応されます。
オレンジのエリアが強調、黄色が劣等、ピンクが挫折、ブルーが優越のエリアです。
ラムネさんは全てが同じ面積となっていますが、人によっては4つのエリアのうち、どこかが極端に大きかったり、どこかが極端に小さくなったります。
例えばこんな感じ。
この表でわかることは、①の面積が一番大きいですが、平常心の時は人は一番広い面積の心情でいるケースがほとんどです。
この人は、普段は「あなたも私もOKです」と言う協調の精神を保ているわけです。
ところがひとたび、何か問題にぶつかると、人は次に面積の大きいエリアに移ることが多く見られます。
この例だと②、劣等、つまり劣等感を感じやすいようです。
自分軸?他人軸?
これはどのように考えたら良いのでしょうか。
これからちょっとラムネさんには、厳しい内容になるかもしれません。
でもラムネさん自身がご自身の傾向を知ることが何よりも大事だと思いますので、あえてズバリ書かせていただきますね。
自分をちゃんと知れば、「どうすれば良いのか」と言う次の手を打つ方法が見えてくるからです。
この座標軸を見ると、ラムネさんは4つとも全て均等。つまり、1つに偏るわけではなく、いつでも色々な感情を感じやすいようですね。
しかも、
周りの影響を受けやすい
ようです。
それは自己肯定、自己否定よりも、他者肯定、他者否定の方が2点、ポイントが多いことから見て取れます。
つまり、自分よりも他者を肯定しやすく、同時に他者を否定してしまう。つまり被害者意識を持ちやすい傾向があると見て取れます。
自分の力を自分で評価すると言うよりは、他人と比べて自分の評価はどうか?と言う他人軸で自分を見てしまう傾向がある、と言うこと。
被害者意識を持ちやすい場合、常に「私の幸せはパートナー次第」「友達次第」「親次第」「子供次第」など、誰かの言動や行動で気持ちが上がったり下がったりしてしまうのです。
きっとラムネさん、とても毎日が周りの人の言動でラムネさんの感情が振り回されて、とても疲れてしまう毎日なのではないでしょうか?
それを裏付けるかのようなご質問が、実は続いていきます。
そんなラムネさんから、講座終了近くに続けてこのようなご質問をいただきました。
沼田さん、重ねてのご質問をお許しください。
自己肯定感を上げるために自分の感情を否定しない、と言うことが心にグッときました。
ただ、私は心配性で怖がりで、何かあると不安でたまらなくなってしまいます。そんな私を家族はウザいと感じるそうで、うるさがられてしまいます。だから不安になるたびに私は、こんなことで不安になる自分はオカシイ、自分はダメだ、と思ってしまいます。
周りの人に迷惑をかけるような感情でも、否定しないで受け入れてもいいのでしょうか?どうやったら、受け入れられるようになるのでしょうか?よろしくお願いいたします。
自分が感じている感情が、周りから「そんなふうに感じるのは変だ!」と指摘されたら、自分がおかしいのか!?と不安になりますよね。
今回記事が長くなりましたので、この続きは後編で解説しますね。
同じように「自分の考え方がオカシイ?」「自分が間違っている?」と不安になている方のヒントになるような後編内容にさせていただきますので、是非後半もよろしくお願いいたします。
後半の記事はこちら↓