こんにちは!カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
いつもブログを読んで頂き、ほんとうにありがとうございます。
今回はパートナーシップのけんか、あるあるについてです。
あなたはなぜ、パートナーと喧嘩をしちゃうのでしょうか?
これを文章で表現して視覚化すれば、喧嘩は避けることができるかもしれませんね。
いつもありがとうございます、カウンセリングサービスの沼田みえ子です。
日常で喧嘩が起こる瞬間
あなたは結婚生活7年目。5歳と2歳の子供のママです。
あなたは子供たちを寝かしつけて、さぁてやっとゆっくりできる、そんな時に夫が帰ってきました。
「マジか、もう私もクタクタなんだけれど。でも、夫も疲れているんだろうな。」
出来る妻はここで、笑顔でお迎えして、あったかいご飯を並べるものだろうから。
頑張ってご飯を温めなおし、テーブルにそそくさと並べる。
「さぁ、食べて。」
「あ、ありがと。」
食事を食べ始めると、夫が一言漏らします。
「なんかビール、ちょっとぬるいな。」
夫がボソッと言った一言で、どういうわけかカチンと来てしまった。
「なんなのよ?本当なら自分が飲むビールくらい、冷蔵庫の中をチェックして自分でいれるべきなんじゃないの?
私だって毎日大変なのよ!子供たちの面倒を見て、パートだけど仕事して。帰ってきてご飯の支度をして!そうしてやっと寝かしつけたところなの!
そのうえ冷蔵庫のビールの在庫まできちんと把握しなくちゃならないの?なんで私ばっかりに押し付けるのよ!」
「、、、、」
(え、、そんな、、押し付けているつもりなんか、ないのにな。ただビールがちょっとぬるいなーって言っただけなのに、、。どうしよう?なんか怒らせちゃった。やばー。なんか帰ってきてそうそう、気分悪いなー)←夫の心の声
「ちょっと、何黙っているのよ!どーせ、メンドクセー女って私のこと思ってるんでしょっ!なんとか言いなさいよ!」
「、、、、」
(なんでどんどん怒るんだよ。これは確かにメンドクセーって思うでしょ。でもそんなこと言ったらさらに炎上しそうだけれど、、何を言っても怒るんだろうなぁ。どうしよう、、何も言えねぇ)←夫の心の声
「いつもあなたはだんまり!!もう、いいっ!」
プリプリ起こりながら寝室へ行ってしまう妻、、。
(あーあ、怒っちゃったー。しかたない、ビールに氷をちょっと入れるとするか。)←夫の心の声
男女間での怒りが生まれるパターンとは
冷静な気持ちでこのブログを読んでいるあなたなら、どう思うでしょうか?
きっとこういう喧嘩って、普通に誰にでも起こりうることだと思うのです。
妻はちょっと疲れていた。だけど、きっと夫も疲れているだろうし、自分がここは頑張らねば、、と無理をしちゃいました。
つまり犠牲をちょっとしちゃったんですよね。
犠牲と言うマイナスのエネルギーで行動すると、返ってくるエネルギーもマイナスに感じます。
だから、「なんかビール、ちょっとぬるいな。」という言葉が
「ビールも冷やせない、オマエはダメな嫁だな」とマイナスエネルギーに変換されて受け取ってしまうのです。
「はいはい、私に文句ですかー?頑張ってこっちだってやってあげているのに!はぁ?文句でーすーかー?大したご身分ですことっ!」
そんな怒りにも似た思いが心を支配をしちゃったりね。
自分にダメ出しされた、または自分を攻撃してきた!と感じた妻は、
「なんなのよ?自分が飲むビールくらい、冷蔵庫の中の把握ぐらい、、(以下省略)」
と怒りが出てきてしまったわけですね。
同じ妻でも、例えば全然疲れてもいなくて、犠牲なんて何もしていない時ならば、
夫の「なんかビール、ちょっとぬるいな。」に対して
「ごめんねー。さっき冷蔵庫にビールがない事に気が付いて慌てて入れたんだけれど、間に合わなかったかーっ!今度から気をつけるね〜。できたらあなたが管理しておいてくれると尚助かるんだけれどな。私も気をつけるけれどさ」
で済んだお話なのですよね。
「いいよいいよ、じゃあ氷1、2個入れようかな」
「おっけー」
と全く普通のやり取りになったかも、ですよね。
そもそもマイナスエネルギーとは?
この手のお話はカウンセリングでもよく伺うお話ですが、
私を責めた!
とマイナス感情として受け取ってしまうとき、
責められた
↓
悲しい感情を感じる
↓
悲しい感情を感じたくないから、怒りをかぶせる
↓
怒りのエネルギーで相手を責める
↓
責められると、やっぱり悲しい
↓
悲しい感情を感じたくないから、怒りをかぶせる
とお互いに喧嘩のパターンにハマってしまうのですね。
先ほども書きましたが、マイナスの感情を発動すると、マイナスが相手から返ってくる(と感じてしまう)現象が心の力学では起こります。
だから、できるだけマイナスのエネルギー
犠牲
我慢
怒り
悲しみ
不安感
相手をコントロール
相手から愛を奪おうとする
自分は満たされていない気持ち
等を手放していくことが大切です。
ようは、「できるだけ機嫌よくいられる状態」をいかに自分で保つか?がとても大切なのです。
犠牲ではなく、お願いに変える
先の、夕飯準備のシーンでは、妻は疲れていましたよね。
ここは無理して犠牲してまでいい妻を演じるよりも、相手にお願いすることも大切ではないかと思います。
「夕飯あるから、自分で勝手にチンして!」とぶっきらぼうに言うと、おそらく夫は「自分を大切にしてくれないな」と感じる可能性があるので、言い方には注意が必要です。
ちょっと言い方を替えて、お願い形式がおすすめです。
「ごめん!私、今日とっても疲れちゃって。悪いんだけれど、自分で夕飯温めてもらえると助かるんだけれどな。お願いしてもいい?」
これで
「えぇ、まじかよぉっ!なんなんだよぉ。信じられねぇ」
と言うダーリンだったら、あなたにふさわしい相手かどうか、是非一緒に考えましょう。
多くの男性は女性のお役に立ちたいと思っていますよ。
お願いされたら、きっと「了解!合点承知!」と言ってくれるんじゃないかな。
お願いは、マイナスエネルギーではなくプラス(愛情)のエネルギーなのです。
あなたの心のマイナスのエネルギーがもししかしたらあるかもな、と気づいたときにこそ手放していきましょう。
手放せば手放すほど、あなたの心はプラスでいっぱいになるから、彼の反応も、あなたの行動もプラスになりますよー。
手放し方は人それぞれです。
ただ言えることは、あなたが機嫌良く過ごせる時間を確保することです。
お散歩でも良いですし、ドラマをまとめて見るでも良いですし、私のようにフィールサイクルで汗まみれで激しめの運動もおすすめですよ!スカッと爽快な気分になれますから。
おかげさまで、本当に夫婦喧嘩は年に1度あるかどうか、位に減りましたよ!
こちらも是非!