わかりにくいですよね、男性心理って。なぜなら私たちが女性だから。

昨日長男の部屋を掃除しようと入ったら、隅にフリルのついた黒い日傘が立てかけてありました。
ベッドのわきには、先月に出かけたらしいディズニーランド界隈のホテルのルームキーを入れる
ホルダーが、、。

「え?ここかなり高い宿泊費のホテルじゃん!!宿泊者2名って書いてあるから、
これは彼女といったんだなぁ、、。
『学食高いからママ、弁当作って』と言っていたけれど、こんな高いホテルに泊まるお金はあるじゃんか~っ!」

と、半分嫉妬が入っているからか、変にイラっときてしまう。
しかも、このカワイイ系日傘を持ってる彼女は、きっと女子力高いんだろうなぁ、、。

あぁ、、、母さんは負けか、、。とほほ。

などと意味不明な惨敗感を味わう私。
あぁ~、いかん、掃除掃除、、と飲みかけのペットボトルやら脱ぎ散らかしの靴下を拾い始める、、。
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ママはいまだに、4歳の時の長男が母の日にくれた「手作りペン立て」を大切に持っているのに、、ハートブレイクじゃのぅ、、。

XXXX

長男は高校時代は2年越しの彼女がいましたが、その後の彼女は長く続いているのか、何人目かの彼女なのかは、もう何を聞いても「ママには関係ないでしょっ!」と突き放されてしますので、皆目わかりません。

バイトから遅くに帰宅して、一人で夕飯を食べている長男。

夜中に誰かと電話で話している声は時々聞こえますが、起業家セミナーに出かけたり、バイトしたり、サークルの仲間と南アルプスに登山に出掛けたり筋トレに燃えたり、自分のやりたいことを、どう時間をやりくりしてるんだ?と思うくらいやっています。

彼は次男坊と比べると、明らかに口数は少なく、自分の気持ちをほとんど語らないタイプです。
つまり「何を考えているのかさっぱりわからない」典型的な『ざ、オトコ』。

以前のブログにも書きましたが、(以前のブログはこちら)私からのラインの返事はその日に来ることはめったにありません。

そんな彼にカマかけるように
「ねぇ、日傘がお部屋にあったけれど。
あれは彼女の?若いうちから紫外線気にするあたり、女子力意識たかいねぇ~。」
と、ちょっと褒めると、いつもの
「ママには関係ないでしょっ!」という冷たいセリフではなく、

「あぁ、なんかオレが手に持っていること、すっかり忘れてさよならしてから、途中で『あ、持ってきちゃった!』って気が付いたんだよ。明日学校で返すよ。」
「へぇ、彼女の持ち物持ってあげるなんて、やさしいじゃん」
「そんなの、普通でしょ」

と昨夜の会話。
そうして今朝、いそいそとカワイイ日傘を手にもって学校に向かっていきました。
筋トレで鍛えている胸板厚い体とカワイイ日傘があまりにも対照的で、笑えました。

異性の親に対する心の距離と、パートナーとの心の距離はほぼイコールです。
長男はきっとラブラブ期を過ぎ、慣れてくると彼女にはあまり自分の気持ちを語らないほうなんじゃないかな、、と私にも口数が少ないので、なんとなく想像がつきます。

でも、長男はその都度女性のことは、ちゃんと好きなんだな~~と伝わってきます。
それは、昔の彼女とのペアのぬいぐるみ、大切にとってありますし、
夜、太陽がなくなった時間の日傘は邪魔な存在。
それをちゃんと持ってあげる長男の気配りはさすが。

彼は言葉ではなく、態度で愛情を示すようです。

でも、自分のやりたいことは優先しているでしょうし、
週末も異業種交流会に先輩と出かけたり、将来を見据えた活動には積極的な分、彼女が我慢していることもあるんじゃないかな~~と感じました。

女性は「恋愛が最優先!」となりがちで、相手にもそれを求めようとしますが、
男性はやっぱり違うんだな~と長男を見ていて感じます。

でも、恋愛が大切ではないわけじゃない。
彼女は大切。でも、それを上手に表現はしないし、女性の様に「いつも人生の中で1番」じゃあないのかもな、、。と感じました。

そこで寂しく思うのか。
応援できるのか。

そこで、パートナーである男性のあなたに対するこれからの意識って変わってくる気がしますよ。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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