前回までの記事の続きです。
過去記事【カウンセリングの実際】夫婦関係をもう一度再生したい(1)
【カウンセリングの実際】夫婦関係をもう一度再生したい(2)
【カウンセリングの実際】夫婦間関係をもう一度再生したい(3)
聡子さんの家族は長い駐在生活を終え、
懐かしい日本に戻ってきました。
海外駐在生活はちょっと独特なものがあります。
それは妻が仕事がなかなかできないということ。
会社の方針、就労ビザ、文化言葉の違いの問題が大きいです。
だから必然的に夫は自立、妻や子供たちは全面依存となります。
依存している人は、「無力感」「無価値感」を感じます。
夫の収入に頼る自分。夫がいないと、私は何もできないんだ。
私の存在は、ご飯を作ること、トイレ、ふろ掃除をすること。
夫のYシャツにアイロンがけをすること、子供のお弁当を作ること、
それしかないんだ・・
そんな心境になるのです。
でも・・・
掃除
ご飯の支度
アイロンがけ(これはクリーニングにたとえられます??)
子供の面倒(これはシッターさんの料金に換算できますか?)
もろもろ、非常に外部に委託すると高くつくものばかりなのですよ!!
でも、それをやることが当たり前の環境。
しかも無償。
しかも当たり前って思われる。
本当に妻として悲しいですよね。
その環境からまたがらりと環境の変わる日本に戻る、ということ。
海外駐在員は、本社の期待に応える
現地の要望に応える
現地で悩みを抱える家族を支える
それはそれは、男性の皆さま大変だと思うのです。
どちらも、妻の夫も、頑張っている、という現実があります。
お互いの立場の言い分は、本当に本当にたくさんあるのですよね。
わかってほしかった。
もっと受け入れてほしかった。
どうして「そうだね」って言ってくれなかったの?
どうしてたった一言「ありがたいと思っているんだよ」って言わなかったの?
きっとお互いにそう思っているんじゃないかと、思うのですよ。
私がそうだったから。
18年、5か国、海外に住んでいた時に、そう思っていました。
XXX
そんな聡子さんは日本での生活の立ち上げに,奔走でした。
住む場所は?
電化製品を買う?何処のメーカー?
子供の学校は?
習い事は?
家具は?
全部が1から立ち上げ。
近所のごあいさつも
ゴミ出し日程の把握も
水道ガス電機の契約も
あ~、もろもろすべて!!
日本の会社環境は、すべて違います。
人数も
通勤環境も(電車で1時間半通勤電車で揺られる、のもありますよね?)
収入もかわります。
そして、夫は不安に思います。
自分は格下げ?
妻は言葉も就労ビザもなんの問題もなくなります。
そして自由が手に入ります。
言葉も
移動手段も
生活何もかも!
あの過去の、全面依存から精神的に自立が手に入ります。
だから妻は
自分は格上げ?
そんな気持ちになるかもしれません。
XXX
そんな依存と自立が入れ替わった時。
今まで依存だった人が、強気になれたとき。
それは例えば、
ずっと浮気夫に苦しめられて、カウンセリングを受けて元気になられ、なおかつ女性性を開花され、めちゃ魅力的になった妻。
その時に今度はこの妻に選択権が生まれる。
「こんな浮気夫をバッサリ切るかもう一度愛そうとするか」
ずっと我慢ばっかりの私だったけれど。
XX
だって私のママは私にダメ出しばかりしていた。
だから私はずっと自分がダメ人間だと思っていた。
でも、自分は間違ってなんかいない。
だって私は私が好きだから、って気付いた。
自分の生き方を選択する!
そんな自由な選択があると気付けたら!
その時に変革が起こります。
XXX
聡子さんへ
今回、「私のカウンセリングをどうかブログで公開してください!夫婦関係で悩んでいる方の力になれたら、本当に嬉しいですから!!」
そう言っていただいて本当にありがとうございました。
聡子さんは本当に長い間、ご主人の態度に悲しい思いをしてこられました。
晴れて日本に戻った夫に、「家族がいるから頑張れる!」と通勤時間やら、日本ならではのプレッシャーで頑張るご主人は口にされましたが、
聡子さんは、「家族なんか邪魔だ!」と言われた駐在時期の言葉が胸に残っているそうです。
XXX
私は毎日毎日、夫婦関係のカウンセリングをしています。
そして依存的な立場の時にカウンセリングを受けに来られる事が多いです。
夫に浮気された
DVがひどい
モラハラがひどい
いつも私が我慢
いつも私があわせてる
そんな想い満載の方が多いです。
カウンセリングを進めていくと依存ばかりの立場から、「私に選択権がある!?」と気づく瞬間がやってきます。
離婚する、しないは自分に選択権がある?
好きなこと、してもいいの?
我慢しなくてもいいの?
夫は自分を思いやってくれない!と思っていた聡子さん。
ご主人から頭をいーこいーこしてもらい、ご主人から自分の想いを受け入れてくれる体験をしました。
あんなに拒絶一辺倒だったご主人が!
これからもまた関係性が変わってくるでしょう。
そこをまたどうやってかかわるか、夫婦関係は長い長い旅と同じです。
カウンセリングは、本当に長い人生の同行者。
知識と経験を生かして、
でもいつでも全力でサポートいたしますよ。
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