【カウンセリングの実際】夫婦関係をもう一度再生したい(2)

前回の続きです。

カウンセリングを2回、3回と続けていくと、次第に聡子さんの
「夫に対する競争心」が見えてきました。

お子さんを出産したときに聡子さんが体調を崩してしまった
時に、食事を作ってほしいとお願いをしたところ、
逆に怒られてしまったという経験をはじめとして、

お願いをするという行為を受け入れてくれなかった過去の出来事に
よって、聡子さんは心に傷を作ることになっていきました。

依存の立場で心に傷ができると、
「もう誰もあてにはしない!」
と大きく自立に振り子が振れます。

あてにはできない夫に対しては「怒り」が出てきますから、
攻撃的な感情が心の中に芽生え、競争心が生まれます。

社会は競争社会ですから、家の外でも競争し、
家の中でも競争している状態ですから、夫婦関係は当然ギクシャク
してきます。

この状態は聡子さんの家庭だけではなく、
多くの家庭に見られるパートナーシップの現状。

競争しているような状態はすなわち、
お互いが銃を向けあって、いがみ合っている構図。
膠着状態ですよね。

銃を向けながら
「愛してよ~」
「優しくしてよ~」
と言われたら、間違いなく
「まず銃をおろせよ~!」
と言いたくなりません?

というわけで、聡子さんには銃を先におろすことを提案しました。2017-02-15_161436

沼田
「病院に行くことにもいい顔しない。
体調が悪いときに助けを求めても応えてくれなかった。
それは本当に辛かったですよね。
私だったら、わかってくれない!と絶望的な気持ちになるかな。」

聡子さん
「本当にそうです。わかってくれないんだ・・と悲しくなりました。」

沼田
「そんなお気持ちの聡子さんに、ものすごく酷な質問してもいいですか?
そんなご主人ではあるけれど、それでも「ありがとう~!」
と伝えられることがもしもあるとしたら、
何がありますか?」

聡子さん
「・・・・」

聡子さん、一生懸命考えてくれました。
怒りを感じている相手に「感謝できるポイント」を探すって、
結構難しいんですよね。文句や不満はすぐに出てくるのにね。(苦笑)

「週末には車を使わせてくれます」
「彼のお給料で生活できています」
「ここにいることで、子供の習い事が日本にいる時よりもハードルが低いかも」

そんな言葉がぽつぽつと出てきました。 

そこでさらなるミッションを、次のカウンセリングまでにお願いしました。

沼田
「1日1つでいいです。ご主人にありがとう!と言えることを見つけて、
今日は早く帰ってきてくれてありがとう。
作ったご飯を完食してくれてありがとう。
お皿下げてくれてありがとう。

などなど、どんなことでもいいです。
「ありがとう」を伝えることに挑戦してみてください。」

聡子さん
「わかりました。頑張ってやってみます。」

毎日「ありがとう」を見つけていくことは、
仲良しの状態ならば、割と皆できるんです。

でも「怒り」を感じている相手には、なかなかどうして難しいもの。
頑張って聡子さんは取り組んでくれました。

そしてご主人に少しづつ変化が出てきました。

「家族にこんなことをしてあげたい、あんなことをしてあげたい」
というセリフがご主人の口から出てくるようになりました。
そして夫婦間に会話が増えてきました。

人は承認されると嬉しくなります。
人は認められたいと思っているから。
役に立ちたいと思っているから。

二人の歯車がうまく回り始めたかな~と思いきや、
いやはやなかなかすんなりと、そうはいきませんでした。

この続きは次回に。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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