昔、「マドンナ達のララバイ」という曲があったの、ご存知でしょうか?
(知ってる~っと思った方、なかなかの歳を重ねていますね)
確か歌詞の中に「男は皆、傷を負った戦士」というくだりがあった様に記憶しています。
先日、そうだよなぁ・・・と実感する出来事がありました。
夫はただいま、出張で日本にやってきております。
彼は南米に出張で行き、アメリカに一度戻って、2日後には日本出張。
時差もあり、プレゼンテーションの準備やら報告書の作成などスケジュールがかなり
ハードだったようで、ほとんど徹夜状態でアメリカを後にしたようです。
4カ月ぶりに日本の我が家に戻ってきたのですが、仕事で頑張った反動なのか、
かなりぐだぐだ状態。
週末にうちにやってきたのですが、夫の好きな料理を作り、家族で食べました。
「あ~、やっぱり家の料理は良いよなぁ・・・。」
「向こうでは自炊しているんでしょ?」
「もう帰宅したらクタクタでさぁ、カップラーメンが夕飯ってこと、結構あるんだ。
栄養も偏るよ・・」
「そっか~。あともう少しだからさ。ホント、今まで1人で頑張っていたんだねぇ。」
「いいんだ!」(褒めて欲しい時に決まっていうセリフです、ほんとわかりやすいデス)
アメリカ1人暮らしが大変な様子を「あーでもない、こーでもない」
と彼はひたすら語り、私は
「そうかぁ、それは大変だったねぇ。」
「本当に頑張っているんだねぇ。」
とただただひたすら相槌をうちます。
人は
「自分の大変さ、わかってよ」
そんな欲求を持っているもの。
共感してもらうだけで、なんだか心が軽くなる経験はありませんか
ご飯の後、
「みえぽん、みえぽーん」
と膝枕をおねだりされ、片方の膝に夫、もう片方には次男。
夫に頭皮マッサージをしていると、そのまま彼は眠りについてしまいました。
本当張りつめている毎日だったのか、その寝顔は安心したような、無防備な
表情に見えました。
きっと1人地球の裏側で頑張っていたのだろうな。
海外で頑張る日本人は、現地ではとても「自立の位置」をとることになります。
現地で働く現地スタッフ達をまとめていかなければなりません。
AWAYの場所で結果を出すということは、かなりのプレッシャーなのでしょう、きっと。
人はずっと自立のポジションにいることはできません。
どこかで「依存」の場所を作らないと辛くなってしまうんです。
彼が日本にやってきたら、徹底的に依存に入ってもらおう・・
そう思っていました。
人が高く飛ぶためには、必ず思いっきりしゃがむ必要が出てきます。
傷を負った戦士は、羽を休める時間が必要になります。
また戦場(現代では職場ですね)で戦うために。
男性は、
「自分のこと、大切にして欲しい。」
「頑張りを認めて欲しい。」
「自分を褒めて欲しい。」
と思う傾向がとてもとても強いもの。
女性性には素晴らしい力があります。
人を安心させる力。
癒す力。
迎え入れる力。(セックスの時も女性が迎え入れる感じですよね)
これらは全て女性性の力です。
その力、もし必要になった時の為にちょっと意識をしてみたら良いかなぁ・・と
思います。
女性の中にこんな素敵な力があるってことを認識しているだけで、
男性のことを癒す力をきっと発揮出来ちゃいます。
そして男性はそんなオアシスのような場所をとても必要とすることでしょう。
その女性性があるからこそ、男性は男性性を思いっきり使えるのでしょうから。
そんなオアシスになれたら、男性はきっとあなたを離すことはないように感じます。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
良い一日でありますように