悪気ない傷付く会話【アメブロ「恋と仕事の心理学」より】

妻「え?また呑みにいくの?お給料は減ったのに飲み代は減らないわねぇ。
もっと稼いできてからにすれば?いつになるかわからないけど!」

夫「子供育てても、普段は家にいるんでしょ?
毎日休みみたいなものなのに、なんで疲れてるんだよ?」

本人は相手がどう思うかなんてあまり考えないで発しているのでしょう。
悪気はない・・・そこがやっかいなのかもしれません。

隔週木曜日にアメブロで執筆しております、「もっとラブラブに」
本日UPした記事、こちらでもご紹介しますね。
恋と仕事の心理学

                              

夫A「ただいまぁ。あ~腹減った。
  今日の夕飯何
妻A「今日、まだしゃけしか焼いていないのよ。
  赤ちゃんがなかなかお昼寝してくれなくて・・。
  ずっと抱っこしっぱなしだったの。」
夫A「おいおい、しゃけだけ?冗談じゃないよ。
  ずっと家にいたんだろ?何やってんだよ。
  こっちは仕事から疲れて帰ってきてんだよ。
  もういいよ、外に食べに行ってくるから。」
妻A「・・・・・・」

別の夫婦のお話

妻B「私、パートもやっていて、PTAもやっていて、子供のサッカーの
  お当番もあるし、ほんと、もう大変なのよ~。
夫B「だったらPTA引き受けなきゃよかったじゃないか。
  次男のサッカーもそこまでお前が負担に思うんだったら、やめさせたら
  良いんじゃないの?」
妻B「そんなことできる訳じゃないじゃない
  うちの学校はPTAは子供一人につき一回は必ずやらなきゃいけないんだし。
  私のせいでサッカーやめさせたら、次男がかわいそうじゃない
夫B「じゃあ文句いうなよ
妻B「・・・・・・」

*
                                                         

今度は別の角度のお話。

夫C「ボーナス出たんだけどさぁ、やっぱり会社不景気なのか、減額だったよ。」
妻C「え~~何でよ~。
  家のローンの返済もあるし、車の車検、ボーナス当てにしていたのに~。
  ちょっと困るわぁ~。」
夫C「そんな・・・俺だってちゃんと一生懸命働いているんだけど・・。
  不景気だからさぁ。」
妻C「不景気不景気って。もっとしっかり働いてよね!ほんと困っちゃうんだから!」
夫C「・・・・・」

最後にもう一つ。

夫D「今日は僕がお皿洗うよ。疲れているんでしょ?」
妻D「え、ほんと。助かるなぁ。

しばらくして・・・
夫D「終わったよ。あ~、俺って良い旦那だよなぁ。
  君も幸せ者だよ。」
妻D「ちょっと、このスプーン、カレーがちょっと残っているじゃない!
  何なの?ちゃんと見てやってる?どこに目を付けているのよ!
  やり直し!全然アナタ使えないじゃない
夫D「なんだよ、偉そうに・・・人がやってやっているのに・・

                                               

このような夫婦のやりとり、日常によくあるかもしれない会話ですが、
前者は妻が、後者は夫がちょっと心が傷ついているかも・・・です。
言ったほうは、「悪気があって言っているのではない」場合が多く、
(何気なく言っている、という感じでしょうか)
しかしながら聞き手は結構傷つき、場合によってはかなり根に持ってしまう
場合もあります。

人の心理として「自分はこんなに頑張っている。」と心の底で思っているこ
とが多く、相手にそれを理解してもらいたい、という欲求を持っています。

多くの方をカウンセリングをしていて実感するのですが、
この欲求に「性差」があるように思います。

女性は「そうかそうか、頑張っているんだね。」
「そうだよね、それは大変だよね。」
と、自分の気持ちに共感して欲しい(共感欲求)が強いということ。

女性同士でお買いものに行くと
「ねぇねぇ、このブラウス、超かわいくない?」
「ほんとー、ちょーかわいい~
という会話があったり。

ママ友とランチしているときにも、
「うちの息子、忘れ物ばっかりして困っちゃうのよ。」
「あ~、わかるわかる、うちもよ~。ほんと困るわよねぇ。」
と話したり。

女性同士の会話には「共感」が満載です。

ですので、夫婦Aの会話では夫に「そうか、大変だったんだねぇ。」と一言がつくだけで、
きっと妻は気持ちが楽になり、
夫婦Bの会話では「そうか、君も大変だな。頑張ってるんだね。」と夫に言ってもらえたら、
状況は変わっていなくても、妻は気が済むかもしれません。

一方、男性は「あなたの頑張りはすごいですよ。」「あなたの頑張りに感謝していますよ」
と、自分のしたことを承認して欲しい(承認欲求)が強いようです。

この承認をしないで女性が文句を言ってしまうと、
相手はぺしゃんこになってしまうか、怒るかのどちらかのようです。

特に仕事の成果、稼ぎなど男性のプライドに直結しているものほど、
「承認」は大切です。

                                                                    

今でこそこのような文章を書いておりますが、私も以前平気で暴言を吐いておりました。

以前イギリスに住んでいた時、イギリス人のオトーサンは大抵子供の友達の名前もよく
知っています。
それは家に遊びに来た時、一緒に遊んだり、学校の送り迎えを時々したり、お誕生会の
送迎をしたりと子供にかかわることが多いからなのですが。

ですが、日本人は住む国は変わっても、働き方はモーレツ社員。
夫は息子の友達にかかわることがどうしても少なくなります。
なので息子の友達をあまり知りませんでした。

夫は一生懸命仕事を頑張ってくれていた結果、そのようなことになってしまっていたので、
本来ならば「仕事がんばってくれてありがとうね。」などと言ってあげたほうがずっと良いと
今ならばわかるのですが、当時は
「子供の友達の名前、他のパパ達は知っているのにあなたは知らないんだねぇ。
親失格じゃん
なんて事を平気で言ってしまっていたり・・。(あ~~汗が・・)

夫が「家族の為に仕事を僕は頑張っているんだよ。」
と言おうものなら、
「何言っちゃっているの?自分が出世したいから頑張っているんでしょ?
家族の為なんて、きれいごと言わないでよ。」と返していました。
(あ~、今思い返しても冷や汗がでます~><)

私はこの時、怒っていたんですよね。
心の奥底で。
「私の大変さ、私の頑張り、この人ぜんっぜんわかってない!」と。

夫は承認欲求を満たされず、私は共感欲求が満たされない。
だから双方、不満ばかり溜まっていたのだと思います。
不満がたまれば相手にぶつける。
ぶつけられた相手は、また不満がたまる。
ホント、堂々巡りです。

この堂々巡りに終止符を打つとしたら・・・。
やはりどちらかが流れを変えることではないでしょうか?
男女どちらからでもいいと思います。
良いパートナーシップにしたいな・・・と思いたった方からで。

今日もブログを読んで頂き、ありがとうございます。
皆さまにとって良い一日でありますように

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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