長女の気持ち

昨日、セミナーに行く朝のこと。
品川の山手線のホームで3歳くらいの男の子と小学校2,3年くらいの女の子が手をつないで
トコトコと歩いているのが目にとまりました。

あれお母さんはどこかな
辺りを見回しましたが、どうやら大人は一緒ではない様子。
ホームに並ぶ列の最後部に2人は並びました。
お姉ちゃんはしっかりと弟くんの手を握っていました。
弟くんが2,3何かお姉ちゃんに話しかけていましたが、その女の子は
険しい顔をして表情一つ変えません。
ふと、カバンの中のお財布をあけ、切符があるか確認をしていました。
そしてまた、弟の手をしっかりと握ってたたずんでいました。

あんなに小さいのに、偉いなぁ。
でもこんなに朝早く、2人だけでどこへ行くのだろう。
それもあんな3歳の子を連れて歩くなんて、あのお姉ちゃんはとても偉いんだろうけれど、
あんな小さな小学校低学年の子に3歳の弟を託すお母さんにも、きっと余程の事情が
あるんだろうな。

そのすぐ後ろには、その女の子と背恰好がちょうど同じくらいの女の子と、そのお母さん
が並びました。
その女の子はとてもお母さんに甘えた感じで、体にまとわりつき、きゃっきゃっと
とても楽しそう。
日曜日の親子の光景・・・まさにそんな感じの親子。
その一つ前には険しい顔をした女の子に、ちょっと心配そうな3歳くらいの男の子。

とても対照的でした。

程なく山手線がホームに滑り込んで、乗客がわらわらと乗り込みました。
私はその小さな姉弟がとても気になってしまい、近くで様子を伺っていました。
車内に一つだけ席が空いていて、お姉ちゃんが弟に座るように促していました。
弟くんはすっと座り、お姉ちゃんを見上げましたが、お姉ちゃんは相変わらず険しい顔。
弟くんもただ黙って座っていました。

2駅一緒に乗っていましたが、その間2人は会話することなく、お姉ちゃんはただ
じっと険しい表情のまま、立ち尽くしていました。
結局私は降りる駅がやってきたので、その2人を残して下車しました。

電車で小さな男の子を連れての移動。
きっとお姉ちゃんは緊張していたのかもしれません。
弟くんはそれを察知しているのか、心配そうに時々お姉ちゃんをちら見するだけ。
そのお姉ちゃんは背恰好のわりに、とても落ち着いているように見え、きっといつも
弟の世話をしているのではないか?と思えました。

カウンセリングで、ずっと自分は親を助けようとしていて、自分が甘えることが出来なかった。
だから今でも人の顔色ばかりを伺ってしまう。
頑張ってしまう。
そんな生き方が辛いのに、どうしようも出来ない。
そして、そんな生き方を強いてきた親を許せない・・

そんな声を聴かせて頂くこと、とても多いものです。

子育て中の皆さまへ。
自分の子供は手がかからない、ホントにいい子だと感じていたら。
もしかしたらその子は自分を抑えて頑張っているのかもしれません。
頑張って家族のお母さんになろうとしているのかもしれません。

実は私も長女で、弟が2人いました。
母はパートに出ていることが多く、私と3歳下の弟とお留守番が多かったものです。
ある日、弟の目に何か小さな物がくっついていて、目薬をさしても全く取れない
と言うことがありました。
「目がごろごろする」
と訴えるので、家の中を探して保健証をみつけ出し、自分のありったけのお小遣い
を握りしめ眼科を目指して歩きました。
私が小4で弟が小1の頃の話です。

一時が万事、母が不在でしたのでお米を研ぐのはもちろんのこと、洗濯物を取り込んで
たたんでおいたり、あれやこれやと家事のかなりの部分をやっていたなぁ・・・
と今更ながらに驚くのですが、私はこの時の記憶に「犠牲や負担」といったものは
ないんです。

それはなぜでしょうか?

恐らく、母はいつも私にこう言ってくれていたからです。
「おねえちゃんのおかげで大助かりホント、みえ子がいてくれて助かっているよ。
本当に頼りにしている。ありがとうね。
と。

そのおかげで、あれこれなんでも自分でするのが普通になり、
15年にわたる4カ国の駐在生活も乗り越えてこれたように思います。

ドイツ国内を3か所引っ越すとき、ドイツからロシアに引っ越すとき、
決まって夫が先に次の赴任地に移動しているので、最後の粗大ごみの処理やら郵便の
転送の手続き、学校の転校の手続きなどもろもろの引っ越し関係の雑事を一手に引き受けて
きましたが、お陰さまでドイツ語や英語を交えながら何とか処理できていたのだろう
なぁ・・と。

母親や父親がちゃんと子供の頑張りを認めてあげていると、
子供は自分のやってきていることに誇りを持ているでしょうし、
自分に自信もつくので、結果として良いこともあるように思います。

もしも親がシングルだったり、共働きで子供に頑張りを期待している状態だとしたら、
子供達を褒めて承認してあげるといいかもしれません。
子供は親の役に立ちたい、助けたい思っているもの。
その気持ちを是非汲んであげてはいかがでしょうか

長女、長男は頑張ってしまうんですよね。
皆さまはいかがでしたか

今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
良い一日になりますように

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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