昨日の関東は強風と雨が重なり、桜がほとんど散ってしまいました。
桜が散ってしまうと、当然桜の事は話題にものぼらず、次に来る話はゴールデンウイークの過ごし方に
なるのでしょうか
近くのスーパーに行くと、「母の日ギフト」の予約を受け付け中とありました。
鯉のぼりが空を舞う頃、人々の関心は夏休みに向かい、そして秋の運動会需要を見込んでカメラのCMが
流れ、ハロウイーングッズが並び始める頃、またスーパーには「クリスマスケーキ予約受付中
」のチラシが
張られ、年賀状が発売されたりします。
ついこの前、受験シーズンが終わったばかり・・・と思っていたのですが、毎日のように進学塾の
広告が新聞と共に配達され、すでに来年の年明けからの受験に向けて始動開始といった感じ。
世の中の時間の流れが常に「先取り」のように思え、追い立てられるように日々が過ぎているように
感じます。
先日、近くの駐車場を横切る時、つくしをみつけました。
子供の頃、つくしをよくビニール袋に集めて家に持ち帰ったものです。
あの頃はもっと時間の流れがゆっくりだったように感じます。
今のように追い立てられるようには感じていなかったような・・。
春の日差しが暖かくなった頃、おたまじゃくしを捕まえにいっていました。
あの頃はおたまじゃくしを採ることに一生懸命で、きっと「夏休みどうしようか?」などと
先のことも考えず、「今」を生きていたのだと思います。
大人になった今では、「現在」に生きているのに、心はいつも「現在のちょっと先のこと」を
あれこれ考えて行動しているように感じます。
だからきっと常に追い立てられるように感じているのかもしれません。
人の心は大抵、過去の出来事を思い返していたり、明日の予定等未来のことを考えていて、
「今現在」に意識を向けていることは少ないようです。
1年があっという間に感じ、常に慌ただしく感じているのは、
もしかしたら子供のように「今現在」を見ていないからかもしれませんね。
「今の暖かい日差し」「今吹いている優しい風」「今目の前に咲いているきれいな花」など
今感じている気持ちにフォーカスしてみる時間を敢えて作ってみると、慌ただしさから一時(いっとき)
離れられる気がします。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
良い一日になりますように