先日、面白いタイトルの雑誌があったので思わず購入しました。
「夫婦仲で決まる!子供の学力・自立力」というもの。
心理学に興味がある方は、もうすぐにピンと来るかと思いますが、夫婦仲が子供に与える影響は
とても大きいものです。
それは自分の一番身近にいる両親が「パートナーシップのモデル」となり、無意識に
「男性とは女性とは
そして自分のいる意味とは
」
とあれこれと定義づけていくものだからです。
その雑誌によると、どうやら多くの家庭では「母と子供」VS「父」という関係になってしまっている事が
多いようです。
女性は妊娠、出産を経て自然に「母親としての自覚が芽生える」
男性に「父親」としてしっかりして欲しいと要求する。
しかし、男性はなかなか「父親」としての自覚が生まれにくい。(子供が生まれても大きく生活が女性ほど変化がないため)
「こいつ全く頼りにならない」と女性はがっかりし、イライラする。
なぜ妻がイラついているのか、なかなか理解が出来ず、男性は疎外感を家族の中で感じる。
「父」VS「母と子」の関係が出来あがり、母は常に父の文句を子供にぶつける。
母は子供に過度の期待をしたり、自分の思い通りに動かそうとする。
こうなると、子供は母親に取り込まれてしまったり、父と母の競争を常に感じ取って
パートナーシップは競争するもの。お互い助け合う関係はありえない。
と、思いこんでしまうことがでてくるようです。
ヨーロッパに住んでいると、日本にいるときよりも息子の友達の両親と接する機会が
格段に多かったものです。
それは、夫婦単位で参加する学校行事や学年単位で行なわれる「クリスマスパーティ」や「サマーパーティ」が多く、息子のクラスのお父さんにはほぼ全員と会いました。
文化の違いからだと思いますが、お父さんは特に自分の妻のことをとても褒め、自分の子供のこともべた褒めしていました。
そんな夫婦は大抵仲もよく、子供達もとても自信のある子が多く、子供であってもクラスメイトのことを
「アレックスは足が早くてすごいんだ」
「ジョージは算数が出来て、本当にすごいよ」
などとよく褒めます。
友達の良さを認め、そしてそれをちゃんと伝える。
子供なのに、本当にすごいよなぁ・・と驚いたものです。
昨今の日本も昔に比べて随分と家族にかかわろうとする父親が増えたように思います。
けれども、「うちの夫は今更あてにはできない。」
「修正不可」
「愛想がすでに尽きてしまった。」
等とお感じになっている方もいらっしゃるかも知れません。
もし、子供のために一度夫婦関係を見つめ直してみようかな。
もう一度家族のあり方を考えてみようかな。
そんな気持ちをお持ちでしたら、是非お話聴かせてくださいね。
今日もブログを読んでいただき、ありがとうございます。
良い1日になりますように