ちょっと前の事なのですが、息子の授業参観の為に学校に行きました。
参観が終わって、次の懇談会が始まるまでの間、廊下で沢山のお母さん達が立ち話をしています。
私はその時タイミングを逃した感じで、誰とも話せず、ポツンとひとり廊下に立っていました。
皆は楽しそうにワイワイガヤガヤと話しています。
この時、無意識に私は思っていました。
「どうせ私なんかに話しかけてくる人はいないよな・・・。」
あれ?なんでこんなふうに思うんだろう
もう一人の私が客観的に自分の分析を始めていました。
よくカウンセリングをしている時に、
「どうせこの恋は上手くいかない。」
「どうせ自分は結婚なんかできない。」
「どうせ人生は上手く行きっこない。」
等と「どうせことば」を潜在意識に刷り込んでいませんか?
と話をすることは多いのですが、あ~、私も同じように思うんだよなぁ。
なぜ、人はどうせ自分は大したことない、
と自分のことは小さく評価するのかなぁ・・
そうか、生きてきた過程で色々傷付いてきているからか・・・
期待して裏切られた経験もあり、もう傷付きたくないからなんだな。
例えば、小学校の時。
クラスで目立つかわいい子がいて、勉強も出来てスポーツもできる。
高学年になると委員会活動でも活躍していたり・・。
でも、自分はそんなに目立たないし、活躍も出来ていない。
どうしてあの子のようになれないんだろう
いいなぁ、私もあんな風にキラキラしたいよ・・・。(でも無理なんだろうなぁ)
例えば会社に入ってから。
あの人はいつも上司に気に入られてて、頼りにされている。
でも私は仕事、テキパキ出来ないしな。
自分はダメな烙印、上司に押されているかもなぁ。
いいなぁ、彼女は。
例えば受かると思って受験した資格試験。
しかし、まさかの不合格。
期待した分だけガッカリ度も格別・・。
きっと人は周りと自分を比較してきて、自分は劣っている。
あの人より自分はダメなんだ・・・
そんな思いから「自信」を無くしていきがちで、
「どうせ自分なんか・・・」と自己評価を低くしてしまう様な気がするのです。
そんな事をぼんやり考えていたら
「あ~、沼田さん!いつもうちの子が遊びに行かせてもらっているみたいで、本当にありがとうね。」
「いえいえ、うちの子も仲良くさせてもらっているので、本当に助かっているんですよー。」
「そういえば、スキーで怪我してしまったんですって?」
「そうなんですよ~・・・・・」
と、すっかり私も廊下でおしゃべりのお母さんになっていました。
わーい、話しかけてもらえた
なんて思いながら。
きっとあなただけではありませんよ。
みんな、自分なんて・・・と思っているかもしれません。
(というか、私も思いがちなんですね)
もし、「あれ?今どうせ・・・って思っているかな?あ~、いかんいかん、誤解だ。またこの心理パターンが出てきた!」
と気がついてみると、小さく評価しなくて済むかと思います。
わざわざ自分にはない部分(弱いところ、出来ないところ)で人と比較をしてしまい、間違った判断を勝手に自分に下しているだけかもしれないのです。
自分の強みで比較をしてきてはいないのですよね・・。
今日もブログを読んでいただきありがとうございます。
今日も皆さまにとって良い一日になりますように