感情的に怒らないために

多くのお母さんたちは、ついつい子供達を感情的に怒ってしまい、後から
「あ~、あんな言い方をしてしまった・・・
っと後悔してしまうことがあります。

どうしたら感情的に怒らずにすむのでしょうか

今回はカウンセリングサービスのカウンセラーのコラムに先月載せた記事を、こちらでもご紹介します。

           

先日、外出先から帰宅する電車の中での出来事。
夕方、ちょうど帰宅ラッシュの時間帯で、車内は80%ほどの混雑でした。

その車内に小さな子供泣き声が響き渡りました。

「マァマ~!おしっこもれちゃう、もれちゃう!」
「マァマ~!おしっこ~!うわ~ん!」

車内一人一人の神経は、一斉にその子のに集中したように思えました。
それはそうです、この混雑している車内で「お漏らし」があっては一大事ですから。
そして、その子のお母さんはこう思ったかもしれません。
「もう、なんでよりにもよってこのタイミングでおしっこなの?もうちょっと
我慢してよ!」

そしてその電車は駅のホームに滑り込んでほどなくドアが開きました。
私も含めた多くの乗客が降り、その親子も降りたようです。

ホームに降りたとたん、泣きわめく男の子に向かってお母さんが怒ってます。
「なんでトイレに行っておかなかったのよ!ママは恥ずかしい
それでも男の子は泣きわめいていました。
「マァマ~!おしっこもれちゃう~!
お母さんは無言でズンズン駅の階段に向かい、男の子の手をぐいぐい引っ張ってい
ました。

私は後ろから歩いて「あんなに小走りで漏れてしまわないかなぁ・・。
大丈夫かな~。どうか間に合いますように!」と心配しながらも見守っていました。

そして何とか間に合ったのか、ズボンを濡らすことなく、駅構内のトイレに入って
行くのが見えました。

ほっとした時、私は2つの思いが交錯していました。

私にも2人の息子がいるので、
「わかるなぁ、このお母さんの気持ち。」
と、「お母さんの気持ちもわかるけれど、生理現象だし、怒られた男の子はどんな気
持ちだっただろう・・きっと悲しくて仕方なかっただろうなぁ・・。」

こんな2つの思いが。

少し前なのですが、新聞の読者投書欄にやはり子供の駅での「おしっこ」に関する
投書が載っていました。

駅のホームでの待合室での出来事。
ベンチにお父さんと思われる男性と、4歳と2歳くらいの女の子と3人で座っていま
した。
長い間待った末、後2,3分で電車が来るという時、2歳くらいの女の子が
「パパ、おしっこ」と言いだしました。
父親は「え、おしっこ?」と一瞬困った様子でした。
この投書をした人は”次に続く言葉は「なんでもっと早く言わないの!」だろうと
勝手に予測をしていたと書いています。もちろん、私も大きく頷いて読み進めまし
た。

ところが、この父親が発した言葉は、
「パパが乗る前に『おしっこは?』って聞いてあげなかったのがいけなかったね。」
だったそうです。もちろん、この親子は電車には乗れず、次の30分先の電車を待た
ねばならなくなったのですが。

前者のお母さんはとんでもない性格の悪い鬼婆で、後者のお父さんは素晴らしい神の
心を持った人なのでしょうか?

いえいえ、そんなことは恐らくないのでしょう。

前者のお母さんはきっと、夕方で疲れていたのかもしれませんし、「満員電車で泣
かれた」という、ちょっと恥ずかしさを感じてしまう境遇にいました。
つまり、「心が冷静な良い状態」ではなかった訳です。

人は心が「良い状態」つまり、平穏な状態の時、怒る前に、
「どうして今、この人はこういう行動をとっているのだろう?」と考えることができ
ます。

ところが、自分に余裕が無くなると、つい頭に血が上って歯止めが利かなくなる・・
ということが往々にして起こります。

私の場合はこれが子育ての場面で顕著に出てきます。
仕事から帰宅した時、リビングがお菓子の袋やら、ランドセルが置き去りで散らかり
放題なのに、そこで寝そべってゲームをしているの息子を見ると
「いつまでゲームやってるのよ~~何この部屋は~
と怒ってしまいがちなのですが、
「毎日勉強、勉強で息抜きをしたいのかなぁ。」
「家ではやっぱりほっとしちゃうのかな。
などと”今なぜ彼らはこの行動をとっているのか?”という動機を冷静に考えられ
れば、ついカッとなって感情的には怒らなくなります。

どうすれば「心が良い状態」に保てるのでしょうか?
私がよくやっていることなのですが、簡単な方法の一つに「今日は笑顔でいよう」と
決めているだけで、怒る回数は減ってきます。からだと感情は密接につながっている
ので、表面的にでもいいので、笑顔にしていると、腹が立つことが減ってくるように
思います。

感情的に怒って、「あ~、いい気持ち!」とすがすがしい気分を味わえる人はいませ
ん。

笑顔を使って「心を良い状態に保っておく」ということ。
そしてちょっと立ち止まって相手の行動動機に思いを巡らせてみること。
是非お試しくださいね。

今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。
良い一日になりますように。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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