なんだかよくわからないけれど、心が沈んだ感じがする。
どこか心が重い感じがする。
気持ちがなんだか晴れない。
パートナーと上手くいかなくて、いつも不安な感じがして、仕事が手につかない。
このような気持ちを感じること、誰もが一度や二度、いや、もっとかもしれませんが、感じたことはありませんか?
よくカウンセリングの現場でもきかれるお声です。
怒ったり、悔しく思ったり、嫉妬したり、また嬉しく思ったり、楽しみに思ったり・・。
人には色々な感情を感じる力があります。
どんな感情にも良い悪いはなく、その場その場で「当然そう思いますよね」というものがほとんど。
ですので、どのような感情も押さえつけるのではなく、達観してみる視点の高さが必要になってきます。
例えば・・・
夫が浮気した。感情的には怒り、嫉妬が出てきます。
それは当たり前の感情。抑圧する必要はありません。
ですが、それをそのまま相手にぶつけると、「感情に飲み込まれた状況」になり、上手く事が運びにくくなります。
例えば・・・
彼に振られた。
悲しい、嫉妬も感じる、怒りも感じる。
この感情はごもっともな感情です。
もう生きていくのも嫌になった。仕事も手につかない。
これは感情に飲み込まれてしまっている状況です。
この「生活していくのに支障が出てしまうこと」が問題であり、感情そのものは問題ではないのです。
不安や緊張といった「負の感情」は周りの危険、ストレスをキャッチし伝達しています。また危険回避の為にとても必要な感情でもあります。
これを無視せず、言葉によって「何となく不安」を「このような要素が不安なんだ」と意識化することで、心は対処していくことが出来るようになります。
不安要素が何か?と言うことが意識化出来ると、その重荷を意図的に降ろすことも可能になってきます。
そのなんだか分からないけれど、「心の中にうごめくもやもやとした不安感」を意識化していくことがカウンセリングであると言えます。
意識化すると何故この感情を感じているのか、達観視でき、感情に飲み込まれない状況を作れます。
また、抑圧せず意識化することで、「その感情を受け入れる」事が出来るので、その感情を手放して行くことが可能になります。
カウンセリングはそのお手伝いをする作業なのです。
私は子供のころ、貧乏な状況でした。
これは過去のブログ、貧乏だったけれど愛があった時代に詳しく書かれていますが、この状況でも私は幸せでした。
それは親に愛されていた満足感(と言う感情)があったせいだと思います。
人が幸せを感じるのは、環境ではなく感情です。
心の視点を上げて、どう感情を客観視するか・・・
そのことがきっと感情と上手に付き合うことに繋がると思います。
今日もブログを読んでくださりありがとうございます。
良い一日になりますように