失敗もあるさ!と許せる心

次男が冷蔵庫からシュークリームをとり出そうとした時。

ごとん!パリーン!と何かが割れる音がしました。

「何事?」と台所に行ってみると、床には何かがぶちまけられ、小鉢が割れてひっくり返っていました。
ぶちまけられていたものは卵の白身。
お昼にカルボナーラを作ったので、黄身だけ使い、残りの白身を小鉢に入れてラップをして冷蔵庫に入れておいたのです。
それをどうやらシュークリームをとりだすときにひっかけて落としてしまったようでした。

冷蔵庫の中と床に広がった卵の白身を見て、しばし棒立ちとなてしまった私。

わざとじゃないんだ。
でも白身ってネバついていて、掃除が大変なんだよなぁ・・
あ~あ、小鉢がわれちゃった・・・
これセットで買ったもので、ひとつ割れるとそろわなくなっちゃうんだよなぁ・・・
怒らない怒らない・・・

などとグルグル思考を巡らせ、棒立ちしている母親の様子をじっと次男は見ていたのでしょう。
きっと「怒られるかも・・」と不安な表情をしながら。
けれども私はマイワールドに入ってしまい、その不安げな表情に気がつかないでいました。

すると背後から夫が
「あー、怪我はなかった?大丈夫か?」
と声をかけてきました。
「冷蔵庫の高いところにあってとり出しにくかったんだね。しょうがない、しょうがない!」

その声に私もはっと我にかえりました。
次男を見ると、固まってじっと心配そうにこちらを見ています。

「さ、危ないからシュークリーム持ってリビングに行きなさい。」
という夫の声に、私も慌てて
「大丈夫だった?ママの入れ方が悪かったね。ごめんね。」
と、口が勝手に話しだしました。
本当は「げ☆掃除が~~
と内心思っていましたが。

ところが、次男は心底ほっとしたのか
「ママ、本当に割っちゃってごめんね。」
と申し訳なさそうな表情で謝ってきました。

「いいってことよ!」
というと、安心した笑顔でシュークリームを抱えてリビングに行き、おいしそうにほおばっていました。
その様子を見た時、私も心底温かい気持ちになりました。

もしあの時、
「もう、なんてことしてくれたのよ~!
とどなり散らしていたならば、次男は大泣きし、シュークリームを食べるどころではなかったことでしょう。
彼はただただ悲しみを感じ、僕は悪い子だ・・と自己嫌悪を感じていたに違いありません。
私は私で、「あ~、また怒鳴ってしまった。」と自己嫌悪まみれになり、誰一人としてハッピーな人は
いないという結果になっていたのだと思います。

夫が機転を利かせて私を我に返らせてくれたのですが、人の失敗などを許すってちょっと難しいことだったりします。
けれども「許された時のほっとした気持ち」を知っている次男は、きっと他の誰かにも「許してあげよう。」
という気持ちを持ってあげられるのかなぁっと感じました。
そして、「許せた私もちょっと偉いじゃん!」と自分のことを嬉しく感じさえしました。

本当に些細な日常の出来事だったのですが、なんだかとても考えさせられる出来事でした。

今日もブログを読んでくださり、ありがとうございます。
良い一日になりますように

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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