原点に戻る旅

いつか息子に生まれた国を見せたい・・・。
いつか私達が家族になった場所にまた戻ってきたい・・。

この夏休みの香港行きはずっと長い間、実現させたいと思ってきた事でした。

結婚して仕事を辞めて、大好きな夫の住む香港に向かったのはもう17年も前のお話。

仕事を辞めて自分の生きている意味が見出せなくなった時、
育児にホトホト疲れてもうお母さん業はやっていけない!と涙が止まらなくなった時、

いつも香港の夜景を見つめていました。

そしてそこでいつも元気をもらっていました。
香港夜景(ライト)

14年ぶりの香港はビルの数がまた増え、夜景も随分変わりました。

                         

今回、今年15歳になる息子を連れて、彼の生まれた病院に行ってきました。
小さな生まれたばかりの赤ちゃん達をガラス越しに見ることが出来る新生児室。
泣いている子もいれば、スヤスヤと眠っている子もいる。
その様子をじっと見つめる長男。

「あなたもあの新生児室で眠っていたんだよ。泣き始めるとママの病室に運ばれてきたんだから。
ちいちゃくって本当にかわいかったよ~」
「そうだったんだ。あそこにいる赤ちゃんたちは僕の後輩になるんだね。」
「あなたもあの泣いている赤ちゃんのように泣いた時、看護婦さんに抱っこされて糖水を飲ませてもらっていたんだよ。大事にされていたんだね。赤ちゃんの時は皆そう。誰かの愛情や助けがないと一日も生きてはいけないのよ。」

2900グラム程で生まれてきた長男は、今では私が見上げる背丈に成長しました。

あの小さかった子がねぇ・・・

まさにそんな気持ち。
時の流れを実感です。

その後は住んでいたマンションに行き、懐かしさに浸っていました。
人はその場所に行くと、その時に感じていた感情を思い出すことがあります。

料理本を見ながら慣れない食事作りを頑張っていた自分。
広東語の勉強の為に毎朝走って通学していた道。
長男を抱っこして、暑い中、買い物袋を提げてえっちらおっちら歩いた道。
いつも片言の広東語に根気よく付き合ってくれたマンションの管理人さん。

いろいろな懐かしい思い出。

今回宿泊したホテルの屋上からは香港ならではの夜景を見ることが出来、そこでアルコールを飲むこともできました。
夫と2人でその夜景を見ながら、昔を振り返ってあれこれ話をしました。

この場所から私達の家族は始まったね。
色々あったけれど、頑張ってきたよね。
子供達に家族の出発点を見せることが出来て、本当によかったよね。

原点に戻るということは、時には良いことなのかもしれません。
自分たちはどんな想いをお互いに抱いていたのか。
どこでパートナーシップに溝が出来たのか。
どこに誤解が生まれたのか。
どれだけの事を築いてきたのか。
原点に立ち返ると、もう一度軌跡をたどることが出来ます。

香港からドイツに移る時、長男はまだ小さな赤ちゃんで、だっこ紐で私の体にくくりつけ、
両手にはオムツやら哺乳瓶など満載のママバッグに、スーツケース。
その恰好で香港の空港をうろうろしていました。

しかし今回は大きくなった子供たちが荷物を持ってくれ、私は空身。

どんな状況も時がたつと変わるものだな・・・と当たり前のことを実感しました。

辛い状況も時がたつときっと変わります。
大変な状況も時がたつと過去の事になります。

色々な想いを感じた原点に戻る旅でした。

今日もブログを読んでくださりありがとうございます。
よい週末をお過ごしください。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

年間有料電話カウンセリング指名本数で、2位を1回3位を4回弊社で表彰された実績を持つ。

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