女性性を受け取る(上)~ママが女性であるということ~

「ちびまるこちゃん」のお母さんや、「あたしんち」のお母さん、「毎日かあさん」のお母さんたちは皆、「かあちゃん」と呼ぶにふさわしいイメージですよね。
私が子供のころは「オバタリアン」という言葉がはやり、おかあさんは常に割烹着をきて(それもなぜかいつも)安売りバーゲンまっしぐら、とにかく「女性」というよりは「おかん」であり、「かあちゃん」というイメージが強かったのです。
私の母がそのような時代、ちょうど3丁目の夕陽のような世代で、まだまだ生活にいっぱいいっぱいという時代でした。

私もその母の影響からか、子育て中は特に自分の事には全く構わず、シャワーから出ても「化粧水をびちゃびちゃっ!」と顔に塗って以上!おしまい!というお手入れ。(正直、自分に構う余裕は子供が小さいうちはなかった。)
髪の毛もブローなんてこじゃれたことはせず、ゴムで後ろに縛っておしまい!という手抜き。
服装も2人の男の子の母親でしたので、「Gパンとシャツ」でほとんど1年を過ごしてました。
そしていつも子供達を引き連れて公園に行き、サッカーボールをけり合って遊んでいました。

私の場合は「夫とのロマンスを取り戻そう!」と思ったことがきっかけで、自分の外見などを気にするようになったのですが、駐在を終え15年ぶりに日本に戻ってきて感じたのは、日本の30代40代女性は本当にきれいで「かあちゃん」が激減したなぁ・・・ということ。
VERYやSTORYという女性雑誌をみると、「これが本当にママ?」とびっくりするようなおしゃれで、生活臭とは無縁の女性達の写真でいっぱいです。

私は心理学を勉強する前は「男の子のお母さんだから、ボーイッシュでいた方が良いのだ。
その方が男らしく育つ」と勝手に思っていました。
しかし、これが間違いだと自分が経験してわかりました。

それは2年前の事なのですが、私は心理学を勉強し始めて、「女性性」なる言葉に出会いました。
要は「女性らしさ、女性特有の感情、考え方」という意味なのですが、それまではずっと私はパンツスタイルで
スカートはもっていなかったのです。
男の子のママは汚れていい服で十分。運動しやすい服で十分。
そう思っていました。
ですが、どうやら夫の為には女性らしさを取り戻した方がいいらしいと言われ、まずは手っ取り早くファッションから変えていきました。
スカートを子供が出来てから初めて買いました。
もう15年振りです。

もちろん夫は「みえぽん、変わったねぇ。なんかいいよ、すごく
と褒めてくれ子供達も「女の子を扱うよう」に接してくれることが増えました。
私が新しくスカート買って女性らしい恰好をしていると、「ママ、その服かわいいよ。」と褒めてくれたり、
旅行の時や、買いものに家族で行った時は3人の男衆が持ち物をそれぞれが持ち、私は手ぶら・・ということが
良く起こるようになりました。

先週のブログで家族は自立と依存のバランスをうまくとる、ということを書きましたが、この女性性、男性性も同じで、片方が大きく女性性に振れると、もう片方は大きく男性性に振れます。
息子達にとっても「ママとパパはお互い愛し合うもの」という考えが出来ると、とても親を(この場合特に夫の事)とても尊重するようになったと感じます。
以前は3人(母と息子2人)対1人(夫)という構図で、私も夫の悪口を口にしてばかりで、
「ママが大変なのに、パパはいつもゴルフだねー。もうパパは家族にいらないよ。」
なんてひどいことを子供達は平気で私の影響で言っていましたから。
しかし、今では「パパのお陰で家族は幸せなんだ。パパのお陰でママは楽しそうなんだ」と認識があるのか、そのようなことは言わなくなり、とても父と子の関係も良好です。
そして何より、毎朝玄関先で行ってらっしゃいのキスをする私達を見て、「きゃーっ」っと次男が顔を手で覆うのですが、指の間からしっかり見ているという、そのおどけた表情にはどこか安心している様子が浮かび、
「パパとママは今日はデートなんだ。楽しんでねー。」っと送り出してくれる息子達は、やはりいがみ合っていた両親を見ていた時よりずっと嬉しそうなのです。

何より「髪の毛切った?」「そのスカートかわいいよ。」と女性(ママ)を褒められる男の子になってくれ、これから近い将来、自分の彼女を褒められる男性になってくれるのかなーっと楽しみに思えるようになりました。
そして何より夫が私に接する様子を見て、自然に「男性は女性には優しく接するもの。守ってあげるもの。」と
思ってくれているようです。

今回はママ目線での「女性性」のお話でしたが、次回は「女性全般の視点からの女性性のお話」です。

今日もブログを読んでくださりありがとうござます。
良い一日になりますように

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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