産後の夫婦 試練の時(上)

少し前になるのですが、こんな上記のタイトルの新聞記事を目にしました。

「夫の事を愛しているか?」妊娠中74%→出産後1年46%→出産後

3年34%がYESと答えています。

産後離婚を考えたことがあるか?の問いに52%がYES!

と答えていました。


カップルに赤ちゃんができると、周りは「おめでとう!」と一気に祝福ムードで盛り上が
りますよね。しかし、現実は赤ちゃんが誕生した
瞬間から子育てに忙殺されて、周りの反応と
現実との温度差に特に女性
は戸惑うのではないでしょうか?

 赤ちゃんが出来ることは幸せなことなのに、疲れがどんどん溜まって、正直ハッピーな気持ちどころではない。
育児雑誌にはママと赤ちゃんが笑って写っているのに、自分たちは正直泣きたい気分だ・・

本心は「しんどい、大変、疲れる、自由が欲しい」など

こんな事思ってはいけないのではないか?
という類の気持ちを持ってしまっているのかもしれません。

夫婦2人で作った子供で、男性女性どちらか1人では当然ですが子供はできません。
しかし子供が特に小さいうちはほとんど女性の方に育児
の重荷がどーーんっと乗っかって
いることが、多くのカップルに
見受けられます。


子供が小さいうちは、女性は朝まで眠ることや、ゆっくりコーヒーを飲むこと、はたまた
トイレでゆっくり用を足すこと、それから電話をかけ
ることまでとにかく今まで当たり前
にできていた日常の事全てが、「でき
ない!」という現実に直面し、あたふたします。
母親が電話をし始めると、とたんにあれこれ子供が話しかけてくる、「喉が渇いた」「遊んで!」など要求を言ってきたり・・、よくありますよね。

一方、男性は出産後も変わらず出勤し、通勤電車で本を読み、ランチも今までと同じペース
で食べることができ、睡眠も朝までとることができます。


もちろん、男性が稼ぎ手である場合が多く、当然といえば当然の成り行きなのですが、

この時、女性が感じる感情は、


2人の子供なのに、何で私ばっかり大変なの?


というもの。

夜は3時間おきに子供に起こされる。

お昼は子供がお昼寝している間に流し込むように食べ、そして家事をこなす。

「夫は朝まで高いびき、お昼は会社の同僚と食べ、夜なんか時々飲みにも行く。

ずるい!」

と思ってしまいがち。

そして何とかぐずる子供をあやしながら作った夕食に

「ずっと家にいるのに、メインが焼き鮭??他にはないの?」

と言ったり、

「母親なのに、何で子供と一日いるのが大変なの?」

と言ったり、

「いいよなー、子供と家でゴロゴロできて。」

等と男性が言うようものなら


どっか~~ん!


と女性が爆発するのも当然かもしれません。


男性達も思うことでしょう。

「まだまだ日本社会では男が育児休暇とったら、もう出世はむりなんだよっ!」

「僕だって別に遊んでいるわけではなく、外で仕事して稼いでいるんだから」

 「だって僕、母乳でないし・・

ごもっともです。女性も充分そこの所は頭ではわかっているんです。

ですから、多くの女性は

「あなたが育児休暇とってがっつり育児をしてよっ!」

とは思ってはいないものです。

もちろん、バリバリキャリアを積んでいて、出世街道まっしぐら!な女性がママになると

「あなたが育児休暇とって主夫してね。私があなたの分まで稼ぐから!」

というカップルもいるかもしれませんね。

そのような場合でしたら、稼ぎ頭になった女性に知っておいてもらえるとありがたいのですが、
子供を育てる側になった人は


私(僕)の大変さをわかって欲しい


という気持ちを常に持っています。


しかし、メインに外で稼ぐ側に 立った人はこの事をなかなかわかってあげられない、いや、パートナーがこんな感情を抱いていることすら気がつかない事も多いものです。

熟年離婚という言葉が使われてもうずいぶん経ちますが、実はこの子供が生まれた時期に生じる、どちらかが
「自分ばかりが犠牲になっている。」
と感じることによって引き起こるパートナーシップの歪みが、その後何十年か後の、子供が大きく成長した後の離婚の原因の一つになっていることは確かなようです。

次回はこの歪みを生まないために、どうしたらいいのでしょう?という部分のお話です。

今日もブログを読んでくださりありがとうございます。
よい週末をお過ごしくださいね。
 

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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