母親の気持ち(思春期編)

今日は新学期が始まってから初めて家族4人がそろった休みの日となりました。
昨今の中学生は、部活や塾で本当に家族と一緒の行動が時間的に難しくなります。

夫と朝7時からリビングで今日はどうする??と話し合い、家族でテニスをしに行こう!ということに。

まだベッドでまどろんでいる中3の長男を起こしにいくと・・・・

私  「ねぇ、今日さ、家族みんなでテニスしに行かない?」
長男 「え~、僕明日部活でテニスやるからいいよ~。」
私  「え、いいじゃない!家族4人がそろうのも珍しいからさ、ね、行こ行こ。」
長男 「家族で行ってもつまらないよ~。友達と行くならいいけどさー。」

こんな対応に母として、ちょっと寂しい気持ちになります。

中学生になった息子は家では私の事を「ママ」と呼びますが、友達の前では「母さん」と呼びます。
また、用事があって学校から帰宅する頃であろう息子の携帯に電話をすると出ないか、出ても
うんざりした応対をします。
家にいるときは、多くの時間を自分の部屋で過ごし、こちらが何か問いかけても
「普通」「別に」
など、答えになっているんだかいないんだか・・・の返答であったりします。

まさに思春期真っ最中の態度であるわけです。

人はこの世に生れてから、常に心も体も成長をしていきます。
特に心の成長が1段階進んだとき、これまでの人間関係の手放しが起こったりするもの。
これは親子関係もそうですし、パートナーシップでも起こります。

赤ちゃんや幼児のころは、親や家族が自分の世界の全てであったわけですが、思春期になり、心の成長ステージが一段階上がると、その子供の周りの人間関係の見直し作業が行われ、必要がなくなれば自然と手放し作業が起こります。
親離れはまさにその手放し作業であり、順調に子供が成長している証。

なので喜ぶべきことですが、小さなころの
「僕はママが大好き。ママなしの世界はあり得ない!」
と全身で示してくれていた子供の姿を知っている母親は、頭ではわかっているのですが、
なかなか心は納得できず、ちょっとさみしく感じてしまったりもします。(まぁこれは私の場合なんですが・・・)

心理学を学ぶ過程で、親が子離れが出来ずに子供に執着すると、あまりいい結果にならないことも多々あることを知ります。

先日、このような様子を20代の男性達に話すと
「大丈夫、大丈夫。そんな態度でも母親の事は大好きなんだよ。その気持ちは変わっていないと思うよ。
でもねー、ほっといてくれよっ!っと言う気持ちになっちゃうんだよねー。でも嫌いになった訳じゃないし、
高校を終えるころになると、また大人の男として戻ってくるから大丈夫だよ。」
と言われました。

その言葉をふっと思いだし、
「そっかー。ママあなたとテニスをしたかったんだよね。もう後何回出来るかわからないからさ。
ちょっとさみしいかなぁ~ママ。」
と言うと、
「ったく、しょうがないな~。はいはい、行けばいいんでしょ、行けば。」
っと、嫌々ながら一緒に行くことに。

結局4人でダブルスの試合を何度もし、
「ママはあの隣のコートでやってるリトルキッズのグループに混ぜてもらえば?」
と憎まれ口をたたきながらも一緒にプレーをしてくれました。
(家族で私が一番テニス下手っぴなんです

母親にとって、子供の手放しはなかなか大変です。

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この記事を書いた人

沼田みえ子のアバター 沼田みえ子 心理カウンセラー

1968年4月横浜生まれ。夫婦関係、恋愛問題が得意。

JAL国際線CAとして世界中の空を飛んだあと横浜ー大阪と2年半遠距離恋愛だった彼と1994年に結婚。離婚の危機にあった夫と夫婦再構築の時に心理学を知る。2012年よりカウンセリング活動を開始。カウンセリングだけではなく、講演、心理学ワークショップの講師など精力的に活動しています。

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